全体重をかけれるようになった【リハビリ内容と体の変化】骨折体験談15

骨折から80日目(手術後75日目)で全荷重許可がでた

骨折から2ヶ月半くらいで全荷重の許可が出ました。
全荷重とは「自分の体重全部のせても大丈夫」ということです。

はたしてどんな感覚なのか?どんなリハビリをして、どんなふうになっていくのか?
楽しみです。ようやくここまで来ました。

 ふつうに歩けるようになる

担当の先生から「今日から全荷重、いいでしょう」と言われました。
今日から普通に歩いてもOKとのこと。

予定よりも一週間早く全荷重の許可が出ました!

先生は最初の時点で「時期が早まることはありません」と言われていて、今回の受診では期待していなかったので、本当にビックリです。

手術から75日、およそ2ヶ月半。
今日から
松葉杖なし」「PTB装具なし」で歩くことができます。

全荷重を一つの目標にしていたので、嬉しい。

主治医の先生にどんなことをしていいのか聞いてみました

Q1.スノーボードは今シーズンできますか?

A .「今シーズンはやめておきましょう」

 

Q2. 走るのはいつからできますか?

A .「一カ月半後に受診してもらい、経過が良ければ軽いランニングから考えます」
(骨折から120日目の受診で検討するとのこと)

 

Q3. ヨガはできますか?

A . 「一応それも一カ月半後の経過を見てから。できると思うけど念のため」
(骨折から120日目の受診で検討するとのこと)

 

Q4. 腓骨の骨折した箇所が少し膨らんでいますが、大丈夫ですか?

A .「大丈夫です。腓骨は短くなっているわけではないので。
足首の関節もきちんとしていますし、基本的には脛骨に体重がかかるので問題ありません」

 

Q5. 湯船に浸かるのは?
A . 「大丈夫です」

 

Q6. 階段は? 
A . 「大丈夫です」

 

とのことでした。

ちなみに体重は、ほぼ全て脛骨にかかるとのこと。
荷重に関して、腓骨はほとんどおまけみたいなものとのことでした。

今日から足首だけの簡易的な装具(エバーステップ)になります。足首のサポーターにプラスチックの部分を少し付けたしたような装具です。
軽くて小さいので両方とも同じ靴が履けます。

 

骨折から80日 はじめて湯船に浸かりました

お風呂の段差も「杖を本当は使わなくていいんだな」と思いつつ、念のため松葉杖を使います。
湯船にラベンダーの蒸留水を入れて入りました。ラベンダーの蒸留水は体が温まります!
嬉しくて、感動があります!

お風呂上がりは足がジンジンしました。赤くなってかゆい。
血流が良くなっているようです。どんどん良くなるのか楽しみです。

 

PTB装具からエバーステップへ

全荷重の許可が出たら、PTB装具はもういらない、とのことなので、
これからはエバーステップ(足関節サポーター6)を装着して過ごすことになりました。
どんな感じなのか?

エバーステップで歩いてみる

PTB装具に比べると断然軽くて楽に歩けます。全くの別物。
かかとが右左同じ高さなのでリズム良く歩けるし、固定しているわけではないので足首も良く動きます。

PTB装具は重くて固定的でしたが、エバーステップは軽くて動きがあります。
ほぼサポーター感覚なので、歩く感触が一気に変わって「歩き始めているんだな」と実感します。

ただ、まだ慣れていません。筋肉もないせいだと思うのですが、不安定な感じと心許ないというか、心配な感じがあります。
 

階段の登り降り

意外にスイスイいけます。
骨折していない方の足から登って →   骨折している方の足から降りる
という手順は変わりありません。
リハビリのおかげで、思っていたよりも楽に階段の昇り降りができました。

あとは練習して筋力をつけて、慣れていくことが大事かな。

追記ですが、後々になって気をつけておけば良かったこともありました。僕と同じ失敗をしないように記事を添付しておきます。

足首にサポーター(エバーステップ)を装着した時から気をつけておけばよかったこと

 

 

全荷重許可が出てからのリハビリはどんなかんじか

平行棒内で足踏み

全荷重になってからのはじめての練習。
片足にゆっくり体重をかけていきます。
手は手すりに触れている程度。
軽くスネの部分に違和感?痛み?のようなものを若干感じますが、足の痛みはほとんどないです。

いざ全荷重をしてみると、足はスカスカした感じ。
自分の足ではないような感覚で、思うようにコントロールできません。
筋肉で支えている、という感触はほとんどありません。

リハビリのセラピストの説明

リハビリ
「骨折部が痛いという人もいるけど、理論上骨折部が痛むことはないです。
もし痛みを感じるとすれば、周りの組織の刺激によって感じる」
とのこと。

骨自体には痛覚を感じる受容器がないので痛みは周りの組織の影響です。

 

平行棒内を歩く

左右の足に差を感じますが、思っていたよりも歩けました!

歩き方をみていた担当のセラピストからは「足首を使えていない」と指摘されました。
足首を使うように意識しながら練習。

骨折した方の足は、つま先が少し外側を向いています。
左右差があり、不恰好ではありますが、想像していたよりは楽に歩けたように感じます。 

杖を使わずに歩く

全荷重初日にチャレンジが続きます。

最初の数歩…めちゃくちゃ怖い。
でも、ふらつかない。
違和感はあるもののこれも意外に歩けました。

「あれ?こんなもの?」という感じで自分でも拍子抜け。
よちよち歩きで、力強さは感じませんが、トータル20mくらい。結構スムーズに歩いたような印象です。

リハビリの先生からのアドバイス

リハビリ
全荷重が始まれば、筋肉がついてくるし循環動態も変化していくので、
最初むくみが出るかもしれない。でも、すぐに引いていきます」

とのこと。

体は急な変化の時にいろいろなこと
が起こり得ます。むくみが出たとしても仕方ないですね。

そして「自宅内では杖を使わないで歩いてもいい」とのこと。
怖ければ伝い歩き。

外に出るときはまだ、一応松葉杖を使うことになりました。
なので
滑る可能性もあるし、まだ慣れていないので安全を考慮して。

超音波治療が終了になる

今日から超音波をしなくてもいいとのこと。
全荷重の許可が出たら、超音波治療は終了になりました。

 

松葉杖、PTB装具を使わない生活はどんな感じだろう

骨折から84日目。

自宅内は松葉杖を使わないで歩く生活

全荷重許可が出てから、生活で一番変化するのは松葉杖を自宅で使わなくてもいいということ。
松葉杖から解放されました。
そして、歩くことができるので生活自体が訓練になります。

痛くはないんですけど、固い重苦しい感じがスネにあります。
スタスタ歩くのはまだ難しいです。

外を歩くときは片松葉

外を歩くのもだいぶ楽になりました。
ゆっくりですが、片松葉(松葉杖1本)でも歩けます。
片松葉でも左右のバランスが悪くならずに歩けます。

階段昇降

階段も一段ずつだけど安定して楽に昇り降りできます。
片松葉で行えています。階段の上り下りもすごく簡単になります。

 

急に足の筋肉が太くなる

全荷重を始めて3日目。

急激にふくらはぎの筋肉がついてきました。

特に筋力訓練を多く行っているわけではないのですが。

”筋力がついた”  というよりも ”眠っていた筋肉が起きた”

と表現する方が近いかもしれません。

血流も良くなってきているのか、足の色の左右差がなくなってきました。
立っていると紫色になって、うっ血していたのが、なくなりました。

血流、冷えには筋肉の働きの大事さを実感します。


全荷重から4日目で歩く感覚が大きく変わりました。

歩くのは少しずつスムーズになっています。

ふくらはぎは右と左、変わらないくらいに太くなってきました。

感覚的にまだ左右差はありますが、見た目の太さは同じくらいになってきました。

 

全荷重がはじまってからの変化まとめ

脛骨腓骨骨折をしてから、3ヶ月ほど経ちます。

全荷重許可が出てから、急激に足の状態が変わり始めます
主な変化としては、

・ふくらはぎが急に太くなった
・冷えにくくなる
・生活が楽になる

この3つです。

松葉杖、PTB装具を着用しなくても良くなるのは、本当に生活が楽になります。

全荷重まで頑張れれば、日常生活の苦労はある程度解消されます。

焦らず無理せず、出来ることを取り組みましょう!

 

 

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