脛骨腓骨を骨折して完治しました。
振り返ってみて、
「これはやって良かった」「これは失敗した」ことをまとめます。
自分なりにはいろいろチャレンジして良かったです。
今回の骨折をきちんと治すことができたと感じています。
脛骨腓骨骨折から完治「やって良かったこと」
【サプリ】ファイバープロテイン・スポコラを飲んでた
骨、靭帯、筋肉、筋膜の材料になるタンパク質。その中でもベース(基礎)になるのは線維性タンパク質。
食材だけで摂取するのが難しくて、サプリメントで試してみました。
手軽で飲みやすく僕のお気に入りです。
リハビリの先生からたくさんお話を聞いた
自分でもきちんと身体を整えていこうと思い、自主訓練の方法など細かく聞きながら実践していました。
その場だけでなく、自宅でもきちんと実践できるようにアドバイスをもらうことは勉強になります。
僕もリハビリのセラピストでもあり、ヨガもしているし、クラニオセイクラルのプラクティショナーでもありますが、骨折急性期はやはり経験のあるセラピストに聞くと参考になることがたくさん。
方法もやり方も少しずつ違いがあったり、いろいろな意見が聞けます。
なぜその訓練をするのか?少し先の予後のことなど、経験のある専門職の人からお話を聞くと刺激になるし、目標立ててリハビリに取り組めます。
無理をしなかった。寝ている時間を長くした。
どうあがいても骨はくっつくのを待つしかありません。
適切な時期に適切なことをする必要があります。
主治医、セラピストのお話をきいて、適切な負荷でトレーニングするのが、回復に向けて一番の近道です。
焦ったり、強く負荷をかけた方が良くなるのではないか?と思ってしまいますが、骨折に関しては気長に構える必要があります。
意識したことは
- よく寝ること
- インナーマッスルを鍛えること(寝ながらでもトレーニングできます)
- 「痛い」「きつい」「難しい」は避けること
- 体のバランスを崩してまで頑張りすぎないこと
- 筋トレはその時の適切な負荷で行うこと
です。(特に骨がくっつくまでは)
真面目な人ほど頑張りすぎてしまうように思います。
休むのも仕事。身体が治るためにもエネルギーを使います。
今、結果として身体の柔軟性が増して、筋力も元に戻り、痛みもありません。
なので、良かったのではないかと思います。
骨折した部分じゃないところを整えた(背骨、足の裏、股関節を念入りに!)
骨折部は動かせない時期があります。負荷のかかる筋力訓練が最初はできません。
その時に実践したこと。
背骨、足の裏、股関節の深部の筋肉(インナーマッスル)を1つ1つ丁寧に動かしてトレーニングすることでした。
これはおすすめです!
インナーマッスルは負荷をかけてトレーニングする運動ではないので、ベッドの上でも十分に行えました。入院中は特に時間があったので、じっくりトレーニングできました。
それが功を奏して、そしてスポコラとの相乗効果で、かつてないほど動きやすい体づくりができました。
特に背骨は身体のバランスを取るためにも重要な部分。
身体が緊張していると、筋肉が硬くなりやすいので、改善にも悪影響。拘縮になりやすいです。
柔軟だけどきちんと収縮できる筋肉を保つように意識をしてトレーニングしました。
インソールをうまく使えた
歩けるようになったばかりの時は、足はグラグラ、力が入っているかもよくわからない時期もありました。
歩きやすさを求めて、そしてリハビリとして使ったのが「インソール」です。
骨折後は、
日常生活では『バネインソール』
登山・スノーボード・スケートボードでは『スーパーフィート』
ランニングは『BMZ』を使い分けています。
インソールのおかげで動きが安定して、運動復帰をスムーズに行けたことの助けになりました。
足裏を鍛えることもできたと思います。
今も使っていますが快適です。
あって良かったと思います。
骨折後、登山とスノーボードには機能性タイツも使うようになりました。
動きをサポートしてくれるのですごくいいです。
骨折前から使えば良かった。
運動する人にはオススメです。
傷跡専用テープを使った
骨折した時は、こんなものがあるとは知らなかったので、使い始めが遅くなってしまいました。
プレート固定術をした時には知らなくて使っていなかったので、内果がケロイド化してしまったのですが、抜釘手術の時は知っていたので最初から使いました。
なので比較することができたと思うのですが、傷跡テープは絶対に使った方がいいです。
傷跡が本当にきれいに保てます。
瘢痕は、見た目の綺麗さ、動き、両方に関係してくるので、事前にケアしてほしいと思います。
僕は2種類使ってみたので、ぜひ参考にしてみてください。
超音波治療ができたこと
知人から超音波治療のことを聞いていたので、自分からお願いしてみました。
スポーツ選手も早く復帰するために回復を促す助けとして使用しているとのことです。
できる環境があれば利用したほうが回復が早いはず。
失敗したこと
傷跡ケア専用テープを使用する時期が遅かった
先ほども書きましたが、一番の後悔が内果のケロイドです。
まず、抜糸後傷口が安定する前にエバーステップ(サポーター)を使用して、傷を刺激してしまったのだと思います。
こちらがエバーステップ。
傷は内くるぶしにあります。内くるぶしは出っ張っていますよね。外部の刺激が受けやすいところでもあります。
エバーステップを使うのは関節の安定には有効ですが、必要最小限にとどめておけば良かったと反省。捻挫しないように、リスクを抑えるため外出の時に使用していました。
その時はアトレスケアのような傷跡テープのことは知らなかったので使用していません。
抜糸後の早い段階から傷跡テープを使用し、傷口が動かないように保護できていたらと悔やまれます。
傷跡テープは手術したら必須です。
布団が重かった
骨折した左足が実は少しだけ外側を向いています。
シーネで固定してつま先が伸びないので、足先にかかる布団の重さで外側を向いているのがずっと気になってはいました。
「それが絶対に原因だ」とは言い切れないのですが、足先の抵抗になっていたのは確かです。
退院後、軽い布団を使用するとすごく足が楽になりました。
軽い布団を使うこと、足先が外側へ開かないようにクッションを置くなど工夫して、骨折部に負荷をかけないようにした方がいいのではないかと思います。
仕事への復帰が早かった?
骨折から3ヶ月経たないで仕事に復帰しました。
仕事へ復帰すると仕事に集中してしまい、足に負荷をかけてしまって痛みが出たり、むくみが強くなることがありました。
仕事によってですが、できるだけリハビリや体のことに取り組めるよう、仕事への復帰は時間をかけた方が良さそうです。
振り返り
脛骨腓骨骨折をしてから1年と5ヶ月で、スポーツができるまで復帰することができました。
完治するまでの期間いろいろと取り組んでみました。良い部分、悪い部分、何かの参考になれば幸いです。
僕は順調に進みながらも1年経ったのに、走ると痛みがあるということに不安を感じました。
主治医から「小走りをしても良い」と言われているのに、走ると痛みがずーっと消えずにいました。
結果として抜釘手術をしてから痛みは嘘のようになくなりました。
そういった方は、入っているものを抜くと痛みは劇的に変わるかもしれないので焦らずにいましょう。
僕の他にもそういうお話を聞きます。
後遺症が残るのか、復帰までどれくらいかかるか気になる人も多いのではないでしょうか。
ケガによっていろいろな経過をたどると思います。
僕はですが、焦らず、適切な時期を見極めて、日々できることをするように意識していました。
「今できなくても1ヶ月後に今より良ければいい」と思って、気持ちを保ちました。
その助けになったことは、お医者さん、セラピストや知識を持った人にたくさんアドバイスをもらうこと。
初めての骨折で自分にとって未知の体験をしているので、すごく不安にもなりましたが、自分が適切なことをできるように経験のある人にたくさん聞きました。
少し先々のことがわかると、そこに向かって取り組んでいけたように思います。
また、骨折して気づいたのですが、便利な道具や骨折を早く治すための情報も調べるとたくさんあります。
できそうなことを取り入れて少しでも快適に生活できるように、そして早く治すように、勉強してみるのもタメになります。
少しでも効果を感じるとリハビリの中にも喜びが生まれます。
手術はお医者さんにお任せするしかありませんが、リハビリや生活は自分次第です。
回復まで時間をかける必要はありますが、その間は辛抱して自分を治すために取り組んだほうがいいです。後々の自分のためにも。
骨折をしたからこそ体験できたことがあり、学びがたくさんありました。
そして骨折したから出会えた人もいます。
完治するまでの経過を振り返ると良かったこともたくさんあります。
今後は自分を大切に扱っていこうと思っています。