【骨折から330日目】骨折から1年経ってもできないことがある 骨折体験談20

もうすぐ一年 骨折から330日経過

もう少しで骨折して一年経とうとしています。

前回の受診で経過が良かったので、脛骨に入っているプレートを抜く日にち(抜釘手術の日にち)を担当の先生と相談することになっています。

当初の予定通り一年で抜釘できるくらい順調に回復したという結果。

でも、思っていたよりも全力で運動することがまだできていないし、ときどき足に違和感を感じることがあります。

これは、どうなのか?

もう少しで1年経つのにまだできないことを考えてみて、リハビリ生活を振り返りました。

手術したとき、想像していた一年後の状態とは違っています。

 

今できるようになっていること

日常生活

階段の上り下りや外出、運転、全てのことができるようになっています。

スポーツ

  1. 登山
    往復で1時間半くらいの低山に行ってゆっくりと写真を撮りながら楽しんでます。足の疲れなどを感じることもなくて、チャレンジすればまだ頑張れそう。
    骨折前と靴は違います。内果の傷口に硬いものが当たるのは嫌なので、靴はローカットを履いています。
    今のところは全然問題なく登山はできてます。
  2. スケートボード
    普通に滑って、オーリーの練習までできるようになりました。
    でもちょっと足が疲れやすくて、疲れてくると踏ん張りにくいかなー。という感じ。
  3. 軽いランニング程度
    これが意外なのですが、あまり全力であしれません。足がうまく動かないことと、踵を接地したときに、脛骨の骨折した部分にピンポイントで痛みを感じることがあるので怖い。
  4. 水泳
    水泳のいいところは全力を出しても体に負担がないところ!全く問題なくできます。
    水の抵抗はリハビリにいいと思います。安心して筋力トレーニングができて、体力の向上にも良い。骨に機械的な刺激がかかるわけではないので、骨折の回復としては物足りないのかもしれませんが、運動としてはすごくいいです。
  5. ヨガ
    立位のポーズで骨折した足にときどき、少しだけ違和感を感じるものの、1時間半くらいは問題なく実践できます。
    頭で立つことも開始して、骨折前にできていたポーズはほぼ全てできるようになっています。
    ヨガに関しては骨折前よりも身体の柔軟性を感じていて、リハビリやセラバンド でのトレーニングが役立っていたことを実感しています。

 

骨折して1年経つのに まだできないことは何?

骨折して1年も経てば、なんでもできるようになると思っていました。
でも、想像していたよりもできなかったこともあります。

振り返ればあっという間。
残念だなーとも感じますが、まだプレートも入っているし、仕方がないのかな?

『もう少しこうしておけば良かったかも?』ということも振り返ってみます。

 

何ができない?

全力で走れない

運動は結構できるようになったのですが、アスファルトの上を全力で走れません。
すごくハードルを感じます。
脛骨の中間くらい、骨折した部分にピンポイントでズキっと強い痛みが必ずあります。

不思議なものですが、骨折前に走っていたわけではないのに、走れないと走りたくなる。

つま先立ちの筋トレをしてふくらはぎは骨折前よりも太くなってるので、筋肉は付いているはず。
痛みは骨に感じるので骨膜の痛みなのかな?

室内で行う筋トレや、歩いているだけでは鍛えたからといって解決できない部分があることを実感しています。

軽いランニングは少しだけできるのでが、、。

 

一日中歩くと鈍痛がある

フェスやイベントで一日中歩くときは、気づくと鈍痛が出ています。
走った時の痛みとは違う、なんとなくの鈍痛と踏ん張りにくさ。
1時間半〜2時間くらいの運動は大丈夫ですが、一日中歩き通すというのは辛いです。
長い時間の持続的な刺激では疲れてしまうんでしょうか?

どうやら、日常や軽いスポーツは問題ないのですが、歩き回るとか、瞬発的な動きでは違和感がありますね。
普段の生活を大きく超えた負荷だと骨折の影響があるようです。

 

骨折前の運動が大事だった

よく考えると今楽にできていることは骨折前にしていたことでした!
正直、走りたいですけど、骨折前に走っていたわけじゃないですもんね。

骨折前にしていた運動がいかに体に残っているのかがわかります。
『筋肉貯金』ともいうし、ご高齢の方をリハビリしていても運動していたか?していないか?でリハビリの効果って全然違うことは僕も仕事で実感しています。

骨折後のリハビリのお勧めとして!

『リハビリするなら新しいことをはじめるよりも、骨折前にしていたことをきっかけに運動をはじめるほうがスムーズ』
(骨折前に運動していたかどうかは、回復に大きく貢献しますね。)

それと、瞬間的な運動や衝撃が苦手になっていることも感じます。
プレートが入っているせいなのか?足がロボットみたく硬く感じて重たい。痛みもあります。

病院で行うリハビリは、時期がくると終了してしまいます。その後のリハビリをどのように取り組むかは、自分で考えて実践しないといけません。
外来でのリハビリが終わって、骨折の部分がしっかりとくっついているなら、日常でかかる以上の刺激を意識的に与えて練習するのがいいかもしれません。

 

ポイント
・骨折前にしていたことは骨折後できるようになりやすい
・骨がしっかりとくっついたら、日常でかかる以上の負荷をかけて自分で運動する

 

 

リハビリを振り返って 

あと1ヶ月で抜釘する時期になり、プレートが入っている期間も残り少しとなりました。
自分なりにリハビリを進めてきて、全体的には順調だったのではないかと感じています。

やっていて良かったことは、、骨折前よりもできることもある

いろいろ練習はしていました。
今一番自分が成果を感じていることは、骨折前よりも柔軟性が上がったことです。
ぼくにとってはすごく嬉しい変化です。

その要因を考えてみました。

  1. 無理をしないでコツコツ実践してきたこと
    時間をかけてコツコツと、、。最初は寝ている時間もけっこう多くしていたのですが、寝ながらインナーマッスルを動かしていたのでしなやかになりました。
  2. 小さな負荷で筋力訓練をしていた
    骨折部が動かせないときがあったのではじめたセラバンド 。軽い負荷の運動を身体の至る箇所で実践。それで今まで運動してこなかった部分が刺激されたかも。と感じています。
  3. ヨガを続けていたこと
    ヨガってすごくよくて、自分のペース、今の自分に合わせて実践できるんですよね。
    時間をかけて一つのポーズを丁寧に実践することが多かったです。できるポーズが限られているときはそのポーズの中でいろいろと調整していたのが、身体のためになったと思います。
  4. サプリメントを摂った
    実は抵抗があったサプリメント他の記事で紹介しているファイバープロテイン【スポコラ】とHMBを摂っていました。骨の回復を早めるためにと思っていましたが、予想よりも身体の柔軟性が変化して行くのを感じました。

筋肉がついたし柔軟になったので、身体全体としては骨折前よりも今の方が動きが良く感じています。

 

練習がたりなかったのかな?と感じているところ

僕がしていたリハビリでは足りなかったのかなーと思うところもあります。

骨に対しての機械的な刺激が足りなかったのでは?と思います。

骨は筋肉と違って自分で動かせるわけではないので、何かしら刺激を与えないといけないです。
全荷重になって歩けるようになってからは、それ以上の機械的な刺激を増やしていないかも?と思いました。

歩いているよりも走った方が数倍の刺激がかかるし、重いものを持って動く機会も少なかったです。
ジャンプだとつま先から着地してしまうので、やっぱり走ったほうがいいのかも?

脛骨の痛みが機械的刺激を与えることで軽減して行くのか?それともプレートを抜いたら変わるのか?
何をしてもしょうがないのか?

プレートを抜く手術をするまでちょっと時間があるので、骨を刺激してみたいと思います!

 

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