骨折してシーネで固定している皆様。
「シーネってずっと着けていないといけないのか?」
「いつまで(どれくらいの期間)着けていないといけないのか?」
気になりませんか?不安もあるし。。
僕の体験では、『寝るときはシーネをはずしてもいいよ!』といわれても、
痛みの感覚があったり、骨折部がグラグラしている感覚もあったり…。
はずすのがこわかった…。
なので、はずす許可が出てからもしばらく着けていました。
今回は、
シーネをいつどうやってはずしていったのか。
なぜ許可が出てからもしばらく着けていたのか。
についてまとめています。
安心して過ごせるようにまとめました。
シーネ固定とは、、
シーネ固定とは、骨折部分があまり動きすぎないように固定するため、または保護するために、石膏、グラスファイバーなどで作った細長い板のことです。
骨折した部分に沿えて、弾性包帯やテープで固定します。
僕の場合は、足にシーネを沿えて弾性包帯を巻いて固定していました。
(骨自体をプレートで固定する手術をしたので、ずれることは基本的にはリスクが少ない。シーネ固定でいいということでしょう、、)
ギプス固定は取り外しができず、ひたすら痒みやムレを我慢。
(絶対に動かせないときはギプス固定になるかな、、。)
シーネ固定のメリット
昔ギプス固定をしたこともありますが、シーネは取りはずせるのがメリットでした。
楽でした。
シーネのメリット
・取り外しが可能
・ムレにくい
・衛生さを保ちやすい
・軽い
ムレも少なくて、はずして入浴することも可能。
足もシーネも洗うことができるので衛生的に保てます。
夏場は弾性包帯をあまり厚く巻かないで調整することも可能です。(強度は落ちますが、、)
伸縮性のある弾性包帯を巻いていたので、ある程度むくんでも大丈夫。
そういう意味でも楽でした。
はずしていい許可が出ても、着けていたいと思ったらすぐに着けられます。
シーネ固定は痛い?
骨折をして手術をすると、ギプスまたはシーネで固定する期間があります。
シーネ自体は足に合わせて作られるし、クッションのように布を巻いてもいいので、痛くはありませんでした。
ギプスよりも軽くて楽。
シーネは弾性包帯で固定することもできて、締め付けをある程度調整可能でした。
シーネで固定する時期は、足の痛みやむくみがあるので、
それ自体に痛みはあるかもしれません。
あまり圧迫が強いと、むくみがひどくなったり、神経圧迫になることもあるようですが、
圧迫感は調整が可能なので工夫しやすいです。
シーネ固定は取りはずしていいのか?
基本的には主治医に聞くのが前提です。
きちんと確認が必要です。
僕の体験についてシェアしますね。
僕の手術は、、脛骨腓骨骨折をプレートで固定する手術でした。
手術後シーネを使用。
術後は日中も夜寝る時もシーネをつけています。
弾性包帯の巻き方は看護師さんによって違いがあって、圧迫感も巻き方によって違いがありました。
手術後すぐからシーネ固定を取りはずすときがありました。
それが、
・入浴のとき
・リハビリのとき
このときは取りはずしていいよと、許可がありました。
入浴のとき
骨折部は床につかないことが前提。
シーネの弾性包帯をはずして、ゴムのバンドで簡易的に止めて入りました。
荷重してはダメなので、足を浮かせながらシーネをつけて移動。
(手術部は防水テープを貼っているので安心。シーネはゴムの弾性包帯を外して、ゴムのバンドで簡易的に固定)
手すりをつたって、片方は松葉杖。(環境次第ですが、、)
転べない、、という緊張感はありました。
浴室の椅子にたどり着いて、腰かけたらシーネ をはずすことが可能です。
術後すぐにシャワーはOK。
石鹸で軽く洗い流してもいいです。
僕は泡石鹸で泡洗いしていました。
入浴後は拭いて、乾かして、シーネを弾性包帯で巻いてもらう。というやり方でした。
気持ちよく、衛生的に保てました。
リハビリのとき
リハビリのときは、セラピストがシーネを外して、むくみを調整してくれたり、関節を動かしてくれます。
「骨折部がプレートで固定されているので、よほどでない限りは大丈夫」とのことでした。
入院初期は、基本的に日中も寝るときもシーネ固定!
シーネはいつから自分ではずしてもいいのか?
入院後12日目で退院。
退院のときに寝るときはシーネを外して寝てもいいという許可が出ました。
術後2週目くらいで寝るときは外してもいい!
ただ、僕の感覚としては、
「まだ不安定な感じがする」
「羽毛布団ですが、布団の重さがかかると押される感じがする」
ということで、シーネはだいぶ長い期間していました。
2ヶ月以上は夜寝るときはシーネをしていましたね、、。
筋力がもともと強い人はいいかもしれないけど、筋力が落ちてしまうので布団の重さに負けてしまいます。
シーネをつけているほうが安定感、安心感がありました。
もちろんに日中のリハビリでは順調に良くなっていましたが、荷重訓練をするまでは支える筋力が十分つかなかった。
『本当にはずしても大丈夫だな!』と感じたのは荷重訓練がはじまってから。
筋力がついてきてからでしたね。
シーネを日中しなくなった
退院して1週間くらいしてから抜糸をしに病院へ。
そのとき、PTB装具という膝で体を支えて、スネに重さがかからない装具を作成。
日中はその装具で歩けるようになったので、シーネをしなくなりました。
座っているときはPTB装具を外して、フリーにして座っていました。
(外敵がいないことを確認のうえで、、)
まとめ
それではまとめてみます。
○手術後シーネ を外すとき、、
・入浴のとき
・リハビリのとき(セラピストが外してくれる)
でした。
○寝るときシーネをはずせるようになったのは、、
退院するときに、病院からは「寝るときははずしてもいい」と許可が出た。
ただ僕は不安だったので、荷重訓練がはじまって足に筋力がついてから外しました。
僕が夜間シーネを外したのは荷重訓練がはじまって筋力がついてから。
だいたい術後2ヶ月くらい。。
僕は、足の筋力が落ちていたし、もともと筋力が強くないのもあって、
布団の重さがつま先にかかると、重いし動かしにくくてこわかった、、。
夜間はシーネ をしていた方が安全に感じたので、だいぶ長く使用していました。
(それによってデメリットもなかったです)
○日中シーネをはずしたのは、、
日中は抜糸後からPTB装具をつけていたので、シーネは使わなくなりました。
「抜糸後は座っているだけならシーネをしなくてもいい」
「保護のために活動時はすること」
PTB装具を作ってからは装具をして外出や運動をしてもいい。ということになりました。
もしもPTB装具がなかったら、荷重訓練がはじまって、『家でも装具をしなくていいよ』と言われるまでは着けていたかも。
(だいたい1/2荷重訓練がはじまった2ヶ月くらいまでですね)
シーネをうまく使って不安なく過ごせますように!
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弾性包帯は安くてオーソドックスなものが使いやすかったです。