脛骨腓骨を骨折したらどんな感じがするか? 骨折体験談1

脛骨腓骨骨折をしました

みなさんケガをしたことありますか?
僕は生まれて初めて骨折をしました。そして救急車に乗りました。
この記事を見ている人は『骨折してしまった』という人が大半だと思います。

僕はリハビリの仕事をしていて、骨折や病気をしてきた高齢の方を見てきました。
昔の骨折や怪我は、傷口が雑だったり、今と手術方法が違ったりしていますが、怪我が元で僕が出会う頃には『体が曲がっている』『バランスが崩れている』ということが大半です。

なので、この骨折を自分できちんとメンテナンスしていきたいと思います。

 

病院で全く動けずにいたら「この先どうなるんだろう?」「今できることってなんだろう?」と考えてしまいますよね。

足の骨折は歩けないので歯がゆい気持ちにもなります。
でも、焦っても解決しないので、ガンバって冷静に一つ一つできることをしていきました。

同じように骨折した人に向けて、僕の経験、成功や失敗もシェアしていきたいと思います。

今回は、骨折をして気づいた普段しておくべきこともご紹介します。

骨折は初体験

今回の骨折は左足の脛骨腓骨骨折です。
スネには2本の骨があるのですが、両方折れてしまったのでスネから下がブラブラな状態になりました。

僕は今回の骨折の他に、10年前反対の足の踵を骨棘除去術を実施しているので、両足を手術したことになります。足の怪我が多い。。

 

骨折をした理由

 

今年の夏から、超インドアな妻がスケートボードにハマりました。

僕はスノーボードの練習としてスケートボードを持っていました。たまたま妻がスケートボードに乗ってみるとすごくハマってしまって、時間があれば「スケートボードに行きたい」と言うようになりました。

妻に趣味ができたことが珍しいので、時間があるときは連れて行くことにしました。

 

妻と子供と3人でスケートボードをして1日中遊んでいて、そろそろ帰ろうかと思っていた矢先。

”ボキッ”という太い鈍い音がしたのと同時に、スネから下がなくなったように感じました。

『あ、折れた!』瞬間的にわかりました。
感触は『冷凍した太いポッキーがボキッと折れた感じ』

僕は転んでもいないのに骨折しました、、。骨が弱すぎる、、。

多分ですが、(後から先生にも言われましたが、、)疲れが溜まっていたようです。
疲れがたまっていると体が弱くなります。。
日々の忙しさと、今までしたことのないスポーツを急に「過剰」にしてしまったので、骨が運動の強さについてこれずに折れてしまいました。

 

骨折した瞬間は意外と冷静で、「折れた足に体重をかけないようにアスファルトに横向きで倒れるにはどうしたらいいかな?」と考えていました。

恐る恐る見てみると、左足のつま先が外側を向いて、スネの中間が盛り上がっています。
「これが骨折かー」と思って見ていました。

動かそうとしましたが骨のずれる感触があって気持ち悪くて動かしたくありません。
折れた部分よりも先側が全く思い通りに動いてくれません。グラグラぷらぷら状態。

『やってしまった!』という気持ちは5秒くらいでした。
『これから自分が何を経験できるのか』ちょっと変な感覚ですがショックや痛みよりも興奮やワクワクに近いような気持ちも出てきました。

救急車で搬送されるまでのやりとり

「こういったときはどうすればいいのか?」
妻はびっくりしすぎて全く動けません。
娘にはスケートボード を車に片づけてほしいと、お願いしました。(娘の方が動けます)

幸いポケットにスマートフォンがあったので、『119番』
足が折れたことを報告します!

『痛みもすごく強いわけではないし、腫れもありません。出血もなし。』
いつも以上に冷静に頭が回るので不思議。

途中で『自分で病院に行けるのではないか!挑戦してみよう』という気持ちになってしまって、「大丈夫です。自分で行けます。」と言ってしまいました。(間違えました)

一度電話を切って改めて足の状況を確認。
「出血はないけど、動いたらずれる。するとめちゃくちゃ痛い。今は大丈夫だけど骨折部で周りの筋肉を傷つけたらどうしよう?固定するものもない。車は遠い。起きれない。妻は気が動転している」

→『無理だ』

もう一度119番をして救急車を要請しました。

後から考えてみると、救急車で行かないと受付してから受診になります。診察の順番を待つハメになるので、脛骨腓骨骨折は迷わず救急車を要請しましょう!

救急車の中はどうなってるのか

タンカーに乗せてもらって救急車の中へ移動し、どこの病院がいいか聞かれます。

よくわからないので一番近くの整形外科に行ってもらいました。

はじめて骨折して自分の病気で救急車に乗ったのですが、意外に揺れが大きいです。振動が骨折したところに響いてとても気持ちが悪い。
『救急車の振動ってどうにかならないのかな?』と思っていました。自分はまだいいけど、もっと大変な状況の人には負担がありそう。

途中で靴を脱がせてもらいましたが、骨がガコガコするのがすごく痛かったです。
でも今回の骨折では、周りの筋肉や神経にそれほど損傷がなかったことが幸いでした。
骨が飛び出ている時や、出血、腫れがあったらこんなに余裕はなかったかもしれない、、。

(わりと体も大丈夫で気持ち的にも余裕があったので、救急車の中を観察したり、体の運動をしていました。背骨を動かす運動をしているので奥さんは驚いたらしいです。。)

 

骨折で学んだこと 普段しておくこと4つ

今回はじめて救急車を要請しました。
はじめての骨折を経験として学んだことをまとめてみます。骨折なんてそうそうしないですが、備あれば憂いなしということで。

スマホを身につけておく

今回ポケットにスマホが入っていたのですぐに連絡することができました。
近くに誰かがいて助けを呼べる場合はいいですが、スマホを身につけておくことは大事でした。
運動するときも一人であれば身につけておくべきです。

病院の選択

急な出来事で病院を選ぶということはまず難しいと思うのですが、万が一に備えて近くの整形外科で自分ならここに行くという病院をチェックしておいてもいいかもしれません。
自分の地域の医療機関を一度調べておくのは何かの時に役立つ気がします。

今回の骨折はちょうど日曜日の17:00を過ぎた頃でした。
緊急の当番病院が2つあってどちらかの選択を迫られました。

でも全然「どこがいい」ということはわかりません。
とりあえず近くの病院への搬送をお願いしました。

その後、手術する病院を自分で選択して転院しましたが、『どこの病院で手術をするか』はいろいろな人に聞いたり相談して少しバタバタしました。

急に過度な運動はしない

今回の骨折の一番の反省点。慣れない運動を急に過度にやりすぎると体も骨もついてきません。
体は徐々に徐々に少しずつ作っていって、だんだん強い負荷にしていくべきでした。
『漸進性の原則』ですね。。

【漸進性の原則】順を追って一歩ずつ進む

トラブルはできるだけ冷静に

思わぬアクシデントは気が動転して正しい判断ができない場合があります。(妻は全く動けなくて頼りになりませんでした)
周りの人に応援を依頼して、誰もいなければ声を出したり電話を使って助けを求めたらいいと思います。

119番に電話をしたら対応してくれた人は1つ1つ丁寧にお話ししてくれました。
「どうしましたか?」
「場所はどこですか?」
「目印になるものはありますか?」
と今回聞かれました。

答えられるように、状況判断を!(電話ごしに優しく丁寧にお話ししてくれるので、こっちも案外落ち着きます)

 

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病院へ到着してからの体験。かかとにドリルで穴を開けました。