手術の傷跡・ケアの仕方でこんなに変わる【キレイな傷跡と肥厚性瘢痕を比較】

傷跡をきれいにしたくありませんか?

手術をしたら必ず傷跡ができます。
傷跡は始めのケアが肝心です。

この記事を読んで、僕の結果を見たら、手術の傷は
「はじめのケアがすごく大切!」とわかります。

なぜなら、同じ日に手術した2箇所の傷跡。
見た目が全然違うからです。

読んでみると、はじめのケアの重要性を実感して、実践したくなるはず。
結果的に、傷跡をきれいに残せる可能性があります。

悲しいですが、多かれ少なかれ残ってしまう傷跡…。

でも、気をつけることも可能なので、気になる方は読んでみてください。

できれば、傷跡をきれいにしたいですよね!

たけ
今回は僕の手術の傷跡をお見せします。
違いが一目瞭然ですよ!

 

同じ日にした手術なのに、傷跡に差がある

僕の手術の2箇所の傷は「きれいな傷」と「肥厚性瘢痕」で結果がはっきりとわかれています。

なぜなら、途中からサポーターをつけたからです。

僕の場合は足の手術をして、歩く練習をはじめたときに足首が不安定。
それでしばらくサポーターをつけました。

「傷跡に対して摩擦が良くない」ということは、知ってはいました。
でも油断していた…。

ある程度回復も順調で、傷跡も安定しているように見えたのもあります。

その後、サポーターをつけていた部分の傷跡が赤く開いてきました。

急に開くなら気をつけていたかも。
でも少しずつ気づかないうちに…って感じです。

 

サポーターをしていなかった傷跡はきれいなまま
今はあまり目立ちません。

 

手術から5年目の傷跡はこれ

僕の手術した傷跡。
術後5年くらい経ちましたかね…。

どうなっているかを見てください。

脛骨腓骨骨折で同じ日に手術をした2つの傷跡。

下のくるぶしの傷はすごく目立っていますよね。

 

すねにも長い傷がありますが、それほど目立っていない…。

この差はできてしまってからでは遅い!
なかなかリカバリーできません。

「こうやって気をつければよかった!」という方法を、次でご紹介したいと思います。

 

肥厚性瘢痕になった理由

肥厚性瘢痕になった理由は、『摩擦』です。

そのきっかけは、
『サポーターをしたこと』

①「サポーターの圧迫」

②「くるぶしのでっぱり」

③「動くので摩擦が生じた」

 

これらが原因で傷跡が徐々に肥厚してきました。

同じタイミングで手術したスネの傷跡とは明らかに結果が違うので、摩擦が理由なのは明らかです。

ということは、傷跡をきれいに残すためには、
摩擦に気をつけること」がすごく重要!と言えますよね。

具体的に摩擦に気をつける方法

具体的に摩擦に気をつける2つの方法をご紹介します。

①摩擦になるようなもの(衣服やサポーター)を身につけない

②摩擦になりそうな時は、傷跡テープで保護する

 

「① 摩擦になるようなものを身につけない」
今回の僕のサポーターなんて典型的ですよね。
かたい生地(ジーンズなど)も、関節のでっぱりの部分に干渉するのは気をつけましょう。

たとえば、膝は歩くたびに摩擦があるし、ウェストの部分はパンツのゴムが干渉します。
できるだけやわらかい生地にするとか、傷跡をさけて身につけるとか、工夫してみます。

 

② 摩擦になりそうな時は傷跡テープで保護する」
これは、できればしたほうがいいです。
生活のなかで、いつも刺激をさけつづけることってむずかしい気がします。
テープがあれば、ある程度安心して過ごせる。
気もラクです。

サポーターをつけるときの対策

それなら、「サポーターをつけなくてもいいのでは?」って思いますよね。

僕の場合、なぜサポーターをつけたかというと、

荷重して歩く練習をはじめるとき、足首の不安定さを補うことになったんです。
リハビリ的には必然といえば必然なこと。

 

『ヘルニアや腰の骨折の手術後コルセットをする』
『肩を骨折したら動かないように腕をつる』

こういったことは必要なんですよね。

ただサポータは絶対に必要だったか?と言われると、僕の場合は『??』です。

安全のためにはあったほうがいいのは間違いないけど、傷跡にとっては悪影響。なんとも言えませんね…。

 

具体的な対策方法

じゃあどう対策すればよかったの?

いま振り返って『もし対策をするならこうする』というのを考えてみました。

上で書いた摩擦に気をつける方法の応用です。

① サポーターを必要最低限にする
② 傷跡テープで保護する

 


① サポーターを最低限にする

足首の不安定さに気をつけながら生活できるなら、サポーターの時間を極力減らすことができます。

家の中ではサポーターを外して生活できたんじゃないかと…
もしかしたら『着けない』という選択肢もあったかも。

家の中で気をつけるポイント
○気をつけてマイペースに動くこと
○生活動線や物の配置を生活しやすいように設定する
○松葉杖などを利用する

こういった感じで気をつけていれば、サポーターは最低限にできるかもしれません!

 

② 傷跡テープを貼る

これは必須ですね。

その後いろいろな患者さんを見ていますが(僕はリハビリの仕事をしています)、傷跡が肥厚してくることは多々あります。

僕はサポーターをするとき傷跡テープを貼ればよかったと後悔…しています。

傷跡テープをしたほうがいいとアドバイスするのですが…
「めんどう…」
「先生に貼らなくていいと言われたけど…」
などなど、気にされない人も多いです。(僕的には残念)

貼ったほうがいいですよ。

素直に貼って気をつけている人はやっぱりきれいに保てています。
後にならないとわからないから事前の予防ケアが大切です!

 

サポーターをつけるなら傷痕テープは必須!

外出:サポーター+傷跡テープ
家の中:サポーターはしない

今振り返るならこんな感じで過ごすかな…
あくまで僕の例ですが。

 

その他、気をつける箇所

その他、特に気をつける手術の箇所
○でっぱっている部分を手術した
○動きの多い関節
○衣服との摩擦がある部分

こういった部分には傷跡テープを貼るようにしましょう!

 

まとめ

僕の場合は、サポーターという強力な圧迫と摩擦があって傷跡が肥厚しました。

① サポーターは必要最低限でもいいかも
② 傷跡テープを貼る

サポーターをするなら傷痕テープは必須!!

 

サポーターをしない場合もありますが、気をつけてほしいと思います。

①摩擦になるようなもの(衣服やサポーター)を身につけない

②摩擦になりそうな時は、傷跡テープで保護する

 

靴やジーンズ、パンツのゴムなどは気をつけるポイントですね。
衣服の圧迫摩擦もありえます。

僕は現在、リハビリの仕事や施術で、傷跡をきれいにしています。
動きや姿勢をよくする目的ではじめたのですが、傷跡が目立たなくなって喜ぶ人がたくさんいます。

はじめから知っていたら傷跡をきれいにできる可能性が高くなりますから、対策をして損はないですね。
『後からよりも、はじめのケアが肝心』というお話でした。