手術の傷跡はできるだけキレイに治したい
手術をすると大小関係なく必ず傷跡が残ります。病院では手術と機能回復のためのリハビリをしてもらいますが、傷跡に関してはその後のケアも大切です。
リハビリ後は自分でケアすることになります。
僕はリハビリの仕事をしているのでたくさんの手術の傷跡を見てきました。すごく目立つ傷もあるし硬くなっている傷もあります。僕自身も骨折をしてリハビリを受けることになりましたが、リハビリ後は自分でケアをしているので自分の経験も含めてお役に立ってるように情報をシェアします。
今回は手術の傷跡をできるだけキレイにできるように、傷跡に貼ったアトレスケアの効果を検証した記事です。
手術の傷跡はキレイにするための一つの方法『テープを貼る』
手術後のケアが大切です!
サポーターをして傷跡がケロイド化
僕は手術を過去にしていて全くリハビリをせずに過ごした経験があります。手術の内容は違うのですが若干の後遺症があります。その経験を生かして、今回の脛骨腓骨骨折後のリハビリ運動をきちんとしていました。
でも、残念なことに今回唯一うまくいかなかったのは手術をした部分の傷跡です。
ケロイド化してしまいました。その理由はサポーターをしたことでした。
今回の手術での傷口は2カ所『スネの内側』と『内くるぶし』にあります。そのうち片方だけ、うちくるぶしの部分だけがケロイド化しました。手術後装具をして、その後足首の安定のためにサポーターに変更したのですが、内くるぶしは出っ張っているのでサポーターが強く当たっていました。外部の刺激を受けてケロイド化してしまったんです。
装具やサポーターの固定は仕方がない。必要なことだったかもしれません。
「でも、できるだけ綺麗にしたかった…」
アトレスケアをはった結果
僕は遅かったですが途中でこんなアイテムを発見。傷跡専用テープ「アトレスケア」
実際に使ってみましたがすごく良くて、これは最初から知っていれば……と思っています。
それではアトレスケアをご紹介します。
届いたときまず思ったのが『小さい!』ということ。思っていたよりも小さいです。
Sサイズ30枚で3000円、Mサイズ10枚で2000円くらいしたので合わせて5000円くらいだったのですが、そこそこ高いのにこんなに小さいのが届いてちょっとびっくり。
真ん中がSサイズ。右がMサイズです。
貼り方は簡単です。
裏側の白い紙を剥がして、伸縮性のある中央の部分を伸ばして貼ります。
引っ張った瞬間「これはすごい」と思いました!
テープ自体は薄いのに、真ん中のギザギザしている部分がビローンと伸びて、伸ばしたときの感触はゴムみたい。
中心に向かって縮む力があることがすぐにわかります。縮む力が皮膚を中心に寄せるので傷跡の幅が広がるのを防いでくれます。最初の印象とは逆に、小さいのにすごく機能的なので驚きます。(そこそこ高い理由がわかります)
テープ自体は透明なのであまり目立ちません。そしてすごく薄いです。
アトレスケアを貼って生活してみました
生活をしてみた感想ですが、薄くて、突っ張る感じもなくて、貼っていることが全く気になりません。
忘れて生活していました。
お風呂に入っても大丈夫。ぜんぜん剥がれてきません。
説明書には『2〜3日に1回を目安に交換してください』と書いてあるのですが、1回1週間くらい貼って試したところ大丈夫でした。周りが多少浮いてくるときもありましたが、だからといって どんどんめくれてくることはなく、1週間は持ちます。
それ以上の期間は試していませんが、いける気がします。
アトレスケア使用から1週間たった後はこんな感じです!
僕の場合ですが、全く皮膚のトラブルはなくて、剥がした後もきれい。
気になる結果を比較してみました
まずはアトレスケアを試す前の傷跡です。(手術してから8ヶ月目)
赤くてボコっといていました。
アトレスケアを貼ってから1ヶ月。(手術をしてから9ヶ月目)
こんな感じです!
きれいになりました!赤い部分が減って白くなってきました!
傷の幅も狭くなっています。
貼って1週間目から変化を感じて、傷の端の方から白くなっていくのがわかりました。
ちなみに、この傷の長さは6cmくらい。
Mサイズなら1枚、Sサイズなら2枚の大きさです。
傷がカーブしているので、Sサイズを2枚貼っていました。
ケアの反省
今回の結果を踏まえて、アトレスケアのような商品があることを知る時期がもう少し早かったら…。と感じています。この記事を見た方には傷跡テープを強くお勧めさせてください。(特に装具やサポーター衣服が強く当たる部分には必須です)
最初はこんな傷跡でした。
こちらは手術して1ヶ月半の傷跡。この時は傷が細くて、それほど腫れていません。
エバーステップ(サポーターのような装具)を着けたり、靴下を履いて仕事に行くようになってからの傷です。装具や靴下などから、傷跡に外部刺激を受けている生活をしていた時です。
傷口が広くなって赤く盛り上がっています。
特に内くるぶしは出っ張っているので、装具の干渉が強くて、スネの傷跡よりも赤く盛り上がりました…。
こんなサポーターを着けていました。
これがエバーステップ。
足首をサポートするために装具は必要だったかもしれませんが、傷跡に関していえば伸展刺激や摩擦刺激となってしまってケロイドになってしまいました。装具の干渉があるなら傷跡テープをしましょう。
反省点;
装具の装着は必要最小限でよかった。
アトレスケアを貼っておけば良かった!
アトレスケアを使用して良かったこと、気になったこと
最初はどんなものなのか全く想像できなかったんですが1ヶ月使い続けてみて感じたのは『簡単で何のストレスもない』ということです。
アトレスケアの良かったところ
- 傷がきれいになっている!(最大のメリット)
- 貼っていることが気にならない。動きを妨げるような感じがない
- 薄くて目立たない
- 耐久性があり、剥がれてきにくい
- お風呂にも入れる
- 手間がかからない
- 運動もできた
アトレスケアの気になったところ
- 貼る時に白い紙が剥がしにくい
- 凹凸がある箇所(内くるぶし)に使用したので、シートがしわにならないように慎重に貼る必要があった
- 貼った部分をゴシゴシ洗うことができない
気になることはほんの些細なことです。
写真の通り傷跡がきれいになっているので、それがすごく嬉しいです。
デメリットのようなものは特に思いつきません。
どうか参考にして、しっかりとケアしてあげてください!
※SサイズとMサイズがあるので、サイズをご確認ください。
2種類の傷跡ケア専用テープを比較してみました!
傷跡を柔らかくするマッサージ方法もご紹介!