「いくら筋トレをしても思うような効果が出ない」
「かたよって筋肉がついているような気がする」
そう感じている方は意外と多いようです。
今回は筋トレのクオリティーを高める方法、ちょっとしたコツをご紹介します。
できるだけ効果的に実践するために、これから紹介するポイントを意識してトレーニングしてみてください。
今まで実践していた筋トレと、全く違う感覚を得られる方もいます。
筋肉の収縮に意識を向ける
筋トレのクオリティーを高めるポイントは意識を向ける順番です。
多くの方は
「関節が動く」→「 結果として筋力がつく」
この順番で体が動いてると思ってる方が多いようです。
正しくは
「筋肉が収縮する」→「結果として関節が動く」
筋肉が収縮するから関節が動きます。
聞いたら当たり前と思うようなことですが、この意識が筋トレの効果を変えます。
例えば、体のどこかを動かす時に働く筋肉が3つあったとします。
1つだけの筋肉が働いて、他の2つの筋肉が働いていないとしても、運動は起こります(体は動きます)。
もしかすると、働く1つだけの筋肉がどんどん強くなって、他の2つの筋肉は十分に働かないまま。ということもあり得ます。少し大げさすぎますが…。
関節を動かすことだけにフォーカスしていると、こういうことは結構あります。
意識を向けるのは
【筋肉の収縮 → ギュッと力が入る感覚】です。
「重りが持ち上がる前に、ギュッと筋肉が収縮しているなー」など、意識してほしいのです。
「関節が動いた」という結果ではなく、「筋肉の収縮に意識を向ける」ことです。
筋肉が収縮した結果、運動が起こっているからです。
体のどこに、どの筋肉がついていると知っていると、イメージしやすいと思います。
トレーニングには「意識性の原理」がある
この原則は一言でいうと「トレーニングをするときに意識の持ち方によって効果が変わる」。
インナーマッスルなどの小さい筋肉であれば、運動が起こらなくても、ギュッという筋肉の収縮だけで効果的な場合もあります。
特にトレーニングの最初や、新しい運動を取り入れる時は筋肉の収縮を意識することで、体に無理がかかることなく行えます。自分に適切な負荷から運動を始めやすいメリットもあります。
「筋肉の収縮に意識を向ける」たったこれだけです。
たったこれだけなのですが、いざ実践してみると難しく感じるかもしれません。
特に、小さくて働いていない筋肉(深層で硬くなってしまった筋肉)をトレーニングしたい時は、このギュッとする感覚を最初は全然感じないかもしれません。硬くなっているので筋肉が働いているのか、いないのかも認識できない場合もあります。
でもとても大事なので、根気よく丁寧に実践してみてください。