【プレート抜釘手術】手術日の変更をお願い・手術当日の経過 骨折体験談23

 プレートを抜去のため入院するまで

脛骨腓骨骨折から1年経過。いよいよプレートを抜くことになりました。
抜釘手術は無事終了。

不安がある方もいるかもしれないですが、安心してください。
プレートを入れる手術よりも断然楽で簡単でした。

その経過をまとめてみます。

入院する日にちは変更可能?

いよいよ抜釘手術。
ところが、今回理由があって予定していた日から入院・手術の日をずらしてもらうことになりました。
急遽病院に問い合わせてみます。

入院・手術が決まってから予定を変更することは可能なのでしょうか?

骨折から1年経った10月定期受診。

プレートを抜くと、スクリューが入っていた箇所には穴が空いていることになります。一時的に骨の強度は落ちます。
手術後スポーツができるようになるまでには1ヶ月くらいかかるとのこと。(先生から言われた目安)

11月末の手術であれば、スポーツができるようになるのは1月からということになります。
できるだけ早く抜釘手術をしたいので、11月にお願いをしました。

ところが、どうしても外せない予定ができてしまいました。困って病院に電話。

外来の看護師さんに取り次いでもらって相談しました。

意外なことに手術の予定をずらすことは可能とのこと!

こちらの予定を電話で伝えたので、それを踏まえて先生の予定を確認し、手術できる日を連絡してくれるとのことでした。

後日連絡が来て、最初の予定より1ヶ月遅れ、入院は12月26日、手術は12月27日に決定。
1週間前の19日に受診をして、検査など行うことになりました。

あまり病院に迷惑をかけたくはないのですが、どうしてもの理由があれば入院日の変更は可能でした。

 

手術1週間前の受診

1週間前の受診では
①  診察
②  尿検査
③  肺活量の検査
④  血液検査
⑤  腰と骨折した足のMRI
⑥  お薬の相談
⑦  入院の手続きの説明
がありました。

 

1年前、骨折時は入院してから一通りの検査を行いましたが、今回は事前に外来受診で検査。

お薬の確認は必須!肌の乾燥

乾燥肌で、手術部の皮膚が荒れていて、内服薬と塗り薬をもらっていましたが、それはなんともなかったみたい。お薬の確認は事前にきちんとしないといけないようで、薬剤師さんから説明がありました。

サプリメントは手術前はやめる

サプリメントは麻酔に影響する可能性があって、手術まで使用はやめるように言われました。
週1回の断食も一応やめてほしいとのこと。病院での食事もできればきちんと摂ってほしいと言われました。(当たり前ですよね)

手術に当たって、
『手術の前の日は午後10時から何も食べ物は食べれません。手術日当日の午前9時まではお水かお茶だけ飲める』とのこと。

入院と手術、前日の受診

麻酔とリハビリの説明がありました。

麻酔科の先生の説明

今回の手術は全身麻酔で行います。全身麻酔で眠ってから、膝の後ろから神経ブロックをします。手術時間は1時間くらいでしょう」とのことでした。

全身麻酔にするのは傷口が大きいかららしいです。
骨折をした時の手術は全身麻酔と硬膜外麻酔をしましたが、今回は全身麻酔と神経ブロック。
全身麻酔をして意識がなくなってから、神経ブロックをするそうです。

 

リハビリでは足の状態を確認

リハビリは手術の次の日から開始。全荷重できるか半分の荷重から始めるかは先生の指示で決まる。手術後は一応車椅子で過ごして、リハビリで確認してからどのように歩くか決める。先生の指示次第だけど、1〜2ヶ月ほど外来でリハビリをするかもしれません」とのことでした。

手術は大掛かりな雰囲気。リハビリも外来ですることになりそう。思っていたよりも簡単ではないんだなーと感じて、少し気が引き締まる思いになりました。

 

プレート抜釘手術当日の経過

入院当日に手術

午前9時に病院へ到着し、10時にお部屋に入ります。
お部屋で時間をのんびり過ごして、手術着に着替えて点滴を開始。
手術の時間が30分早まり、12時30分に自分で歩いて手術室へ。

トコトコと歩いて手術室に入り、案内されるがままに手術台へ座り、仰向けになりました。

麻酔の先生と看護師さんがいて、血圧を測ったり、心電図の機械をつけました。
酸素のマスクを口に当てて、
麻酔の液なのかな?
点滴を左手から注入され、冷たさが腕をつたって登ってきます。胸のあたりで冷たさが広がって記憶がなくなりました。

思えば、骨折した1年前の手術では、ベッドに寝たまま手術室へ移動しました。
横向きになって腰椎から点滴?注射?をして、仰向けになって口にマスクをつけてから記憶がなくなりました。

前回とは違うかたちで麻酔を経験。

 手術後の状態

お部屋で目が覚めます。
少しボヤーッとした感覚ですが、お話ははっきりとできます。
術後の足は包帯が巻いてあって、若干痛みがあります。
シーネや装具の固定は今回はありません。

少し時間が経つと意識がはっきりとしてきて、同時に痛みが強くなってきました。
痛い!重い!
そして、膝下から感覚もないし、ピクリとも動かせません。触られているのも全然わからない。
『これ、痛くて感覚ないけど大丈夫なんだろうか?』

看護師さんから「今は坐骨神経をブロックしているので、動かせませんが、明日には麻酔の影響が薄らいで動かせるようになってくるはずです」と説明を受けます。
安心しました。

手術当日から歩ける

手術後は普通に歩けました。
でも、足の感覚はなくて少し不安。4日後に退院できるのか?と少し疑心暗鬼になってしまいます。

夕食は18時頃、普通に食べることができました。(前回の手術後は食事が喉を通らなかったのですが、今回は大丈夫)
移動は車いすで看護師さんが付き添ってくれます。一人でも大丈夫だと思うのですが、転倒しないように細心の注意を払ってくれます。ありがたい。

術後の痛み

手術後は結構痛みがあって、「このまま眠れるのだろうか?」とも思っていたのですが、寝る時間に近づくにつれて、痛みが少しずつ良くなっていったように思います。
ひどく痛むことはなく、朝までぐっすりと眠れました。

看護師さんからは『痛みがあったら、点滴か注射で対応します』と言われていましたが、その必要はありませんでした。
痛み止めの内服薬は明日の朝(術後次の日の朝)から開始になるそうです。

 

脛骨に入っていた【プレートとスクリュー】

今回脛骨に入っていたプレートがすごく気になっていたのですが、ようやく見ることができました。
苦楽を共にしてきたプレートです。
1年以上お世話になっていたと思うと感謝の気持ちが湧いてきます。

先生からは手術の後に『今のプレートは抜けてくることはまずない(ロッキング式?だったかな?)』と聞いていて興味もありました。

プレートが1本、スクリューは12本だったそうです。(予想よりも多かった)
グリーンとゴールドでかっこいいです。
プレートは少し湾曲して丸みがかっていて、厚さもそこそこあります。



ボールペンと並べるとこんな大きさです。


かっこいいデザイン。


ギザギザになっているのでスクリューと噛み合います。


グリーンのスクリューは上の方までギザギザがあって、プレートと強力に固定されていたのがわかります。


ゴールドのスクリューは何やら文字が。

ようやくプレートを外すことができました。

1年間、人生初のたくさんの経験ができました。
骨折は治るから先々の期待や希望を持ちながらリハビリを進めていきやすかったです。
プレートが外れて今後どうなるのかも経験したいと思います。

 

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