脛骨腓骨骨折から240日経過
ようやく登山ができた!
骨折をして240日も過ぎるとそろそろ運動をしたくなっていませんか?
特にアクティブな人なら歯がゆい気持ちになっているかもしれません。
『早くスポーツできるようになりたい』と思っていたり人によっては焦っているかもしれないですね。
今回は、骨折後再び登山を開始してみて足の状態はどうか?そして、どんなアイテムが登山のサポートになったかをご紹介します。アイテムの中には登山だけでなく、どんなスポーツにも役立つであろうアイテムもあります。
そして今回の経験からスポーツに復帰するときに気をつけることをご紹介したいと思います。
今のからだの状態は?どこまでできる?
骨折してから240日が経ちました。
自分の体を使って実験的にいろいろなことを試しています。
リハビリだけでなく、施術を受けたり筋トレをしたり、ヨガやサプリメントなどなど。210日目からは登山をはじめることができました。
日常生活をおくる分には骨折した影響はほとんどなくなったといっていいくらいになりました。
まだ完全なパフォーマンスではないしプレートの違和感はありますが、生活するぶんには問題ありません。
僕の場合ですが、脛骨腓骨骨折では240日(8ヶ月)経つと生活は普通に送れるようになっています。
でもまだ『スポーツ全開』とまではいきません。
登山をはじめれる時期にスポーツがどれくらいできているのか?
スケートボード
まずは脛骨腓骨骨折の原因となったスケートボード。骨折後初挑戦をしてみました。
できるのか気になって挑戦してみたんですけど、正直こわかったです。
こんな誰もいない平地で。
骨折したほうの足は体重を十分に支えられなくてできませんでしたが、骨折した足でスケーティングして軽くターンをするくらいならできました。
絶対に転ばないようにしなくてはいけないので、軽ーく乗ってみる程度でした。
少しでも安定させようと靴やインソールをいろいろ試してみました。
骨折をして足元が安定していない状態でいざやってみると、インソールがすごく役立ちました。足元を安定させてくれるアイテムです。
いろいろ試した中では『スーパーフィート』が1番の安定感があります。すごいホールド感。
特に踵をしっかりとホールドしてくれる感じがとても安心できて、バランスもとりやすいです。
ランニング
僕の目標としているランニング。骨折から240日。
個人的な目安目標として2ヶ月前から実践してきました。先月は痛くてあまり走れなかった。
今回は、走れる!
軽くランニング程度なら走れます。
ランニングシューズで100m程度。
骨折した部分(プレートの部分)に痛みはありますが、先月よりも良いペースで長く走れました。
『ランニングができるようになりました』
ただし、、
右足と左足のバランスが違ってリズム良くは走れません。頻繁に実践はできないかな?という感想です。
ちなみに靴なのですが、
ランニングシューズに『スーパーフィート』のインソールを入れて走りました。ここでも『スーパーフィート』。ホールド感が別格です。
僕の実践してみたスポーツはこんな感じです。
スポーツではないですが、YOGAはある程度どんなポーズもできるようになっています。
山登り
これが一番うれしいです。とうとう登山ができるようになりました。
骨折後7ヶ月目くらいからのチャレンジでした。
山登りをしてみて、
からだや足の感じはどうか?
登山靴やアイテムはどんなものがよかったか?
参考にしてみてください。
体力と足はどう?
岩場とか安定しない場所はこわいので、お散歩の延長のような低い山からはじめました。
1回目はすごく疲れました。はずかしいお話ですが10分くらいで下山開始。体力がぜんぜんついていきませんでした。
でも足の痛みは全く感じなかったです。ランニングよりも痛みや負担を感じません。
土や木の根の感触、弾力が足にやさしいみたいです。「アスファルトは硬いんだな、、」とわかりました。
2回目、3回目と少しずつ疲れにくくなっていきました。
思っていたよりもすぐに慣れてきました。
標高600mの山(上り下りで45分くらい)が登れるようになりました!
下山した後は、足の疲労で少し痛い?重い?と感じることはありますが、、。登山中は登りも下りも痛みはありません。
そして、土の上だと軽く走ることが楽にできました。
正直、グラグラしているような足場の悪いところはこわいので行きませんが、標高1000m以下の軽い山なら行ける手応えがあります。
こんな道です。
リスがいます。
一番のお助けアイテムは靴とインソール
今まで使っていた登山靴はミディアムカット(足首の下まで来る少し長め)の靴でした。
手術後の登山では僕の場合、この靴が使えませんでした。
その理由は、内くるぶしの傷跡に干渉することです。傷跡がすれる感覚がとても気持ち悪くて気になりました。(すごい摩擦の回数になるので瘢痕に良くないと感じました)
そこで、トレイルランニングにも使えるランニングシューズで山登りをすることにしました。
ミディアムカット、ハイカットの登山靴は手術の傷跡に触れるので靴はローカット一択。
ここで大きく違いがあったのがやはりインソールです。
ランニングシューズでもインソールをいろいろ試しました。
登山靴には断トツで『スーパーフィート』です。
一番安定して良かった。
土踏まずがしっかりとしていて高めなので、靴の中で足が前後に滑らないこと。
踵のホールド感がすごくしっかりとしているの、靴の中で足がぶれません。
インソール自体もがっしりとしていて安定感があります!
スケートボードやランニングもスーパーフィートでしたが、登山では大差でスーパーフィートです。
サポートタイツ の機能はすごい
骨折後から試しているサポートタイツ 。もちろんですが登山でもとても大活躍してくれるアイテムでした。
サポートタイツ にも種類がいろいろあるようなのですが、僕は落ちてしまった筋力や足腰の安定感をサポートできるタイプのCW-Xを選びました。
これは履いているのといないのでは全然ちがいました。薄いぺらぺらなタイツが「ここまでちがうんだ!!」と感動しました。
登山は横方向や一歩一歩ちがう方向から刺激がくるのですが、関節がぶれないように安定させてくれます。
そして、膝や股関節の曲げ伸ばしはバネのような感じで動きを助けてくれます。
他の登山系のアイテムは軽くて使いやすいものばかりなので、骨折前と同じもので大丈夫でした。
ストックもいいかも
登山に関していえばストックも足への負担が手に分散されますよね。
歩く場所によってはリズムをとりやすくもなります。歩く場所によっては使えるアイテムじゃないかと思います。
僕が感じたスポーツ復帰の進めかた
今回自分でチャレンジをしてみて感じたこと、経験したことを基に、足の骨折後『僕ならスポーツ復帰をこう進める』という生の意見をご紹介します。
リハビリでの経験もかねてなので多方向からですが、スポーツ選手ではなく、あくまでも一般の方に参考にしていただきたいと思います。
- スローな動きからはじめる
スポーツは速い動きや強い動きを伴うことが多いですが、今回スケートボードやランニングよりもヨガ、登山のほうが身体に負担がありませんでした。負担のない動きから徐々にはじめて、からだを安定させる筋力をつけるのがやっぱり先です。 - 道具のサポートを考える
手術後、怪我後は筋力が落ちるのももちろんですが、からだのバランスも変わります。関節や筋力のサポート+正しいバランスを教えてくれるようなサポートもありました。
もちろん負担の軽減にもなります。 - 場所を考える
今回すごく感じたのは、アスファルトと草や土の上では痛みや衝撃が全くちがいました。これは発見でした。骨折や怪我後は自然のほうがやさしいです。 - スポーツを考える
スケートボードは転ぶのがこわかったです。ランニングは衝撃が強くて少し痛みがあります。歩く登山、自分のペースで動けるヨガは実践しやすいです。はじめにするスポーツを選ぶのも大事。水泳とかもいいかもしれないです。
実際に経験してみて感じたことから、スポーツを再開するときにどういう進めかたが体にいいのかを考えてみました。
インソールとサポートタイツはどんなスポーツをするにしても役に立つと思います。
この記事を読んでくれた方の参考になれば幸いに思います。