骨折して実感、掛け布団の重要性

掛け布団は足に負担をかけている

 掛け布団の重さの影響

僕お仕事で、高齢の方をたくさん見てきました。布団の重さでつま先が伸ばされ、尖足になっている方がいます。
スネの前側の筋肉が伸ばされて、痺れや痛みになっている方もいます。

そういった方には、足の裏にタオルを丸めて置くことで、つま先にかかる重さを軽減したりしますが、一度硬くなってしまったものを修正するのには時間がかかります。

掛け布団の重さによって、寝返りができなかったり、布団を持ち上げられなくて起き上がりができない方もいます。

そもそも、掛け布団の重さって、足にストレスをかけているんですね。

『掛け布団って軽いじゃん』とバカにしてはいけません。
寝ている間、長時間重さがかかっていると考えると結構な負担なんです。
1日6〜8時間、持続的にストレスがかかるというふうに考えると、
思っているよりも重要です。

掛け布団を軽いものに変え、体への負担を軽減

骨折して手術後、シーネ固定をしたまま寝ていました。
入院中、最初はドーム型の囲いのようなものをしていたので、掛け布団の重さが足部にかかることはありませんでした。(手術部に掛け布団の重さがかからないようにしてくれました)

囲いを外すと掛け布団の重さが直接足先にかかります。

シーネを付けているので、つま先が伸びることはありません。
その力がどっちに逃げるかといえば、大抵の人はつま先を外側に倒すほうに重さがかかります。
僕は螺旋骨折(ねじれて骨折)したので、外側に倒す方向に力がかかるのはすごく嫌でした。

病院では暑かったので、布団はお腹だけにかけていて、特に問題なかったのですが、退院して家に帰ったのは10月中旬。寒い時期。
いつも僕がかけていた布団は重くて、『再び捻ってやるぞ』と言わんばかりのプレッシャーをかけてきます。
その時に体感しました。
掛け布団がつま先にかけるストレスって思っていたよりも大きいんだ!
(大事とは思っていたのですが、ここまでとは…思えていなかった)

前使ってた掛け布団は少し重かったので、妻が寝具を変えてくれました。羽毛布団にしてくれたのですが、それがすごく軽くて、ストレスが全く違いました。

念のためつま先が外側に倒れないように、枕を足の横に置いて寝ていましたが、枕がずれても掛け布団が眠りを邪魔することはありませんでした。

掛け布団の違いを身をもって体感しました。

まとめ

寝ている時間が人生の大体3分の1くらいと考えると、寝具ってすごく重要に思えてきます。
起きている時間エネルギッシュに過ごすためには、寝ている時間にしっかりと休めるか!が重要です。

長い目で見て健康に過ごすため、寝具を変える機会がある際はよく選びましょう。多少値段は高くても、身体に優しいものを選びたいです。
骨折中は特に、なるべく軽いものを使用するとよいと思いました。