体は食べ物で作られています

骨折して実感したマットレスの重要性

骨折前は気づかなかった「マットレス」の重要性 

僕は骨折する前は、寝具のマットレスの重要性について、そんなに実感していませんでした。

仕事柄「寝返りのできない人」「褥瘡のできやすい人」に長く関わっているのに、自分への影響に関してはそれほど重要と感じることができていませんでした。

でも、骨折を体験して改めて気がつきました。
声を大にして言いたい。
『マットレスは人の健康にとって重要です!』

 

僕がリハビリの仕事で関わる方のマットレス

僕が仕事で関わっている方々のお話を少しご紹介したいと思います。

僕は作業療法士として働きはじめてから10年ほど経ちます。訪問リハビリなので、お宅に伺ってリハビリをします。
寝ている時の姿勢、マットレスの圧や形状が非常に重要になります。

例えば、
寝返りができない方は同じ姿勢でしかいられないので、同じ箇所がズーッと圧迫されると褥瘡になるかもしれません。
褥瘡ができないように、体位交換を時間によって行なってもらう場合があります。

そして、もう一つはマットレスでの除圧です。
これが非常に重要です。エアー、ジェル、スポンジのものたくさんあるのですが、選択を間違えてしまうと1日で褥瘡が発生してしまうこともあります。
すごくシビアに見ながら、マットレスを選び、クッションの当て方など考えます。

それは、普通に生活している方からは、ちょっと遠いお話に感じるかもしれません。

例えば
夜寝つきが悪くて、トイレに5回も起きてしまう方もいます。
腰痛で背中も丸い方です。
なかなか寝られない上にトイレに何度も起きなくてはいけない。
自分では起きれるけれど、なんとか起きれるくらいのレベルなので、時間がかかります。
トイレに間に合わないかも。

そういったときも、マットレスは非常に重要です。
柔らかすぎると起きるときに動きにくい。硬すぎると背中の丸さに合わず腰痛が強くなります。
すごく慎重に、マットレス選び、動作の方法を考えます。

なんとなく、マットレスが私たちの身体に影響しているのが、身近になってきます。

その他にも、
マットレスを変更しただけで、

・腰痛が少なくなった
・一時間ごとに目が覚めていたけど、三時間くらい連続して寝れるようになった
・朝起きたとき膝が痛かったけど、それが少し和らいだ
なんていうことはよくあります。

それくらいマットレスは私たちの身体に影響しているということです。

それは仕事を通して知っていることだったはずなのに、
自分の身体に当てはめることはしなかった。

なぜなら、寝ている時に苦労を実感したことがなかったからです。

 

 

骨折をしてから体感したマットレス

僕は脛骨腓骨骨折で入院しました。
手術後はしばらくシーネ固定をしたまま寝ることに…。

そして1ヶ月の間に、3回寝る場所(マットレス)を変えるという経験をしました。

そこで気づいたことがあります。
ぐっすり眠れないと、心も体も本当に辛い。
心も体も疲れると、ポジティブで元気ではいられなくなります。

その寝苦しさは『骨折してシーネを着けているから』ではありませんでした。
寝る時に一番影響したのはマットレスです!

 

① マットレス少し柔らかめ(3モーターのベッド)

術後すぐは個室。
そこは3モーターのベッドでした。

3モーターは膝と腰が折れ曲がるので、自分の楽な角度に、膝と腰を別々に調整できます。
日中は背もたれを起こして過ごせます。
牽引していた時期はベッドから一つも動けませんでしたが、わりと快適に過ごせました。
寝る時は背もたれを倒して、膝は少し曲げていました。微調整や足の挙上はクッションを使います。

寝にくいとは思いませんでした。
マットレスは柔らかめで、体にフィットしてくれていたように感じます。

ただ、背中に熱を持って、暑くて、10月なのに窓を開けっ放しでした。
背中はむれていました。

 

②マットレスは硬め(2モーターのベッド)

4人部屋になってから、2モーターのベッドで腰からしか曲がらないタイプでした。
そのマットレスが辛かった!硬い!
シーネを付けた足を、いったいどこに置いたら落ちつくのか?
クッションなどを駆使して体制を作ったのですが、結局良いポジションを見つけられずに過ごしていました。
眠れない。腰が痛い。だるくて、疲れる。

幸いなことに二日間とわっていたので、ひたすら我慢。
・ベッドが2モーターになったからなのか?
・マットレスの硬さなのか?
・シーネを着けているから仕方がないのか?
考えていました。

 

③高反発マットレス(自宅の普通のベッド)

自宅のマットレスは高反発で、体の凹凸に合わせて圧を分散してくれるマットレスです。
めちゃくちゃぐっすり眠れました!
シーネの凹凸にもマットレスが対応できたため、足の位置も気にならなかったです。
とても寝やすくて、退院早々に快眠できました。
横になった瞬間すごく気持ち良かったのが印象に残っています。
寝返りして、横向きになるのも楽で、本当に安らぎを感じました!

 

④現在はDormeoのマットレス

家庭の事情で、家の中でも寝る場所を引越ししました。
現在はDormeoのマットレス。蒸れずに高反発で快適です!

 

ベットとマットレスの違いを検討した結果

1. ベッド

あまり関係ありませんでした(今回の僕の骨折に限っては)
3モーターのベッドは、体の形状に合わせられて快適だったことは間違いありません。日中ベッドで過ごすにはとても良かったです。
2モーターのベッドは寝ることに対して全く意味がありませんでした。背もたれを起こすと下にずれてしまうし、摩擦で皮膚に変な力がかかります。
普通のベッドのほうがいい!

一番ぐっすりと眠れたのが、自宅の普通のベッド。
『良質な睡眠をとる』という意味ではベッドの違いは関係なかったと思います

 

2. マットレス

・柔らかめのマットレス
寝にくくはなかったです。(3モーターが良かったのもあるかも) ですが、蒸れました!
熱がこもって、ベッドに触れているところだけ汗をかいていました。

・硬いマットレス
硬いマットレスは辛いです。
腰が痛いし、シーネを着けていることもすごく気になるし、足の痛さも余計に感じるように思いました。眠れない。

検証した結果、自宅の高反発マットレスが本当に楽でした。
シーネの形に対応してくれていたのがとても良くて、シーネが気にならないというのがすごく良かったです。
マットレスが自分の体に合わせてくれているように感じていました。しかも蒸れなくて気持ちがいい。

眠りが浅い日が続くと、だるくて気持ちが良くないし、体も緊張して肩こりや腰痛になることがわかりました。

骨折する前は『硬さが違うなー』くらいに思っていたのですが、マットレスによって体の負担や熟睡できるかが大きく違うんですね。
今回シーネ固定で寝てみたことで、経験できました。

マットレスは通気性も大事だということが実感できました。
熱がこもってむれると、皮膚が弱い人はトラブルの元になるかもしれません。

 

まとめ

僕は骨折したので、おそらく治った後はどんなマットレスでも寝れるようにはなると思います。
でも長い目でみると、マットレスの違いが体にとって大きな違いになるかもしれないと実感しました。

マットレスで『次の日の疲れ方が違う』とコマーシャルにもありますが、それは本当です!
多少高額に感じても、いいマットレスを使う価値は十分にあります!小さな疲れやストレスは確実に身体に蓄積します。

不快な感覚は身体の緊張になりますし、それが慢性化すると体の硬さになり得ますよね。

腰痛や肩こりを悪化させてしまうかもしれません。

骨折してるしていないに関わらず、寝具、睡眠の質はとても重要だと実感しました。

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