筋膜ストレッチの効果を出すために【筋膜をゆるめるためのポイントとは】

  • 2020年12月1日
  • 2021年1月22日
  • 筋膜

筋膜ストレッチをするとき、意識したいことのひとつは
「どれくらいリラックスできているか」があります。

なぜなら、筋膜は緊張によって硬くなる特徴があるからです。

今回は、筋膜の特徴や、筋膜ストレッチの際に必要なことを書いていきます。

筋膜の緊張

人は緊張すると体が硬くなります。

びっくりすると肩をすくめたり、嫌なことがあると眉間にシワを寄せたりしますよね。人は体でも心でも嫌な刺激があると、自然に体を緊張させ「自分を守るモード」に入ります。

長いあいだ精神的ストレスにさらされると、緊張が慢性化して筋膜の硬さとなって記憶されてしまう。多くの施術家や臨床家が感じるところです。

筋膜には収縮する性質があります。

人の深筋膜を調べると、平滑筋様細胞が見つかっていて、自律神経で硬くなったりゆるんだりしているということがわかります。実際にその周辺には交感神経の線維が多く見つかっています。
交感神経の働きと、筋膜の硬さ緊張はとても深く関係していると考えられます。

しかもこの筋膜の緊張は、安静にしているとき(本来リラックスしていいとき)にも存在している。

安静にしているときにもゆるむことができない筋肉の硬さは、筋膜の緊張の変化に大きく影響を受けているといえそうです。

 

筋膜をストレッチする際のポイント

ストレッチしようするときに「がんばって伸ばすぞー」「痛くてもがまんして耐えるぞ」という心持ちだと、上で述べたように筋膜が硬く緊張してしまいます。

『伸びる(ゆるむ)』ということと『がんばるぞ(緊張して収縮する)』が同時に起こってしまうので矛盾してしまいます。

大事なポイントは「リラックスできているかどうか」です。

「いま自分はリラックスする。リラックスする感覚を感じている」というように
緊張とは反対の方向に意識を向けることです。

人の体は緊張を手放すことも苦手になっていることが多いです。筋膜は『安静にしているときもゆるむことができない』になっているかもしれません。

特に身体のもともと硬い人や慢性的なストレスがある人、がんばり癖がある人などは、なかなか緊張をゆるめることができません。(緊張させるよりも難しい)

1回で結果を出すことよりも、徐々に少しずつ体感していくプロセスを踏むことも心構えとしては必要です。

 

筋膜ストレッチに必要な準備

筋膜ストレッチをするときは、いきなり始めるよりも少し準備をしてから実践することがおすすめです。
『スポーツの準備体操』『ヨガのタダアーサナ』など、これから自分が実践することに対して準備があるのと同じような感じ。

筋膜ストレッチで必要な準備として2つ挙げてみました。

リラックスを意識すること

実践する前に自分の体の感覚を意識して始めることがおすすめです。スタートの時点でどれくらい楽な感じがするのか(または緊張しているのか)をまずは感じてみて、始める前に一度リラックスを意識します。できるだけそのリラックスと共にストレッチを進めていきます。
結果よりも感覚を大切にして進めます。結果は段階的なプロセスを踏んでから数回の実践のあとに比べてみるくらいでいいと思います。

安心、安全な環境

筋膜ストレッチのときは外部の刺激が多いとか、過酷な環境よりも
『安心できる』『安全を感じる』『心地が良い』『楽しい』

自分にとって良い環境のほうがリラックスすることに役立ちます。できれば環境も大切に。
使う道具(ヨガマット )や、服装などもできればリラックスしやすいものがいいと思います。アロマや音楽も役に立つのかもしれません。

 

まとめ

筋膜ストレッチをするときには『リラックスしながら』というフレーズがぴったりです。

「気持ちよく」「楽しく」「安心した環境で」「安心した人と」など役立ちます。

僕たちは思っている以上に緊張をためこんでいてその緊張に慣れてしまっていることが多く、当たり前になって気づいていないかもしれません。

後になって緊張が和らいだときに「以前は緊張していたんだな」と気づくことが多いです。

筋膜ストレッチを実践していくと体も楽になりますが、いつの間にか気持ちも軽くなったことに気づくかもしれません。

リラックスしながら体を動かすことに慣れてくると楽に行動できるようにもなってきます。日常に筋膜ストレッチを取り入れて、心も体も軽くしていきましょう。