免疫を高める筋膜リリース【ウィルスに負けない体を作るためにできること】

  • 2020年12月5日
  • 2020年12月8日
  • 筋膜

コロナウィルスが流行し、感染リスクを抑えることが呼びかけられています。

もしもワクチンなどがないとしたら、ウィルスに抵抗できるのは僕たちの自然治癒力や免疫機能です。そして体の中に抗体を作る機能です。

体には元々免疫機能が備わっていて、免疫をきちんと働かせる体は自分で作っていくことができます。その一つの方法として筋膜を調整することがあります。

筋膜がとても重要な役割を果たしていることを今回の記事ではご紹介します。

筋膜が保つホメオスタシス

筋膜は身体中に張りめぐらされています。

体液の流れや情報伝達など「体内の社会ネットワーク」をつなぐ役割をしています。神経や血管、分泌管などの通路も作っています。

最近は「ホメオスタシスの中心」
「新陳代謝の全プロセスに重要」
とも言われていて、どんどん重要視されてきました。

ホメオスタシスの3大システムが、「自律神経」「内分泌」「免疫」です。筋膜は体の構造だけでなくそういったやりとりにも関わる器官なんです。
たくさんの相互作用でいつも健全な状態を保とうとしてくれています。

筋膜を整えると、体のネットワークが働きやすくなります。
ホメオスタシスが健全に保たれて「自律神経」「内分泌」「免疫」がしっかりと機能しやすい!

 

反対に、筋膜線維が密集したり脱水して硬くなると、細胞に水分と栄養が十分に行き渡りません

過度の緊張、外傷、動きがないところでは『結滞』ができてしまうこともあります。

(例えば筋膜が道路だとします。街の道路全部が機能していたら車の流れはスムーズですが、通行止めがたくさんあると行けない場所が出たり、辿り着くにも時間がかかったり、渋滞が起こりますよね。スムーズに流れません。そんな感じです)

免疫が働きやすいかどうかは筋膜の状態にけっこう左右されています。

 

交感神経と免疫と筋膜の硬さ

不安やストレスがあると交感神経が活性化し、そのことが免疫系の細胞の活性化に大きな影響があることは昔から知られていました。

最近は具体的に、自律神経と免疫のあいだに正確な伝達経路が見つかっています。覚えなくてもいいですがサイトカインTGF-β1による伝達です。

このサイトカインTGF-β1は、筋線維芽細胞に対してもっとも強力な刺激物質。筋膜を収縮させる強力な刺激物質にもなる可能性があります。

不安やストレスなどによる自律神経(交感神経)の活性化と、免疫系、筋膜の硬さには直接的で具体的な関係がわかってきています。

筋膜の緊張と硬さ→交感神経を活性化→サイトカイン→筋膜を緊張させるという循環サイクルが考えられます。

 

免疫機能がきちんと働くために

少し難しい内容になってしまったかもしれませんが、先に書いたことから筋膜の調整は免疫機能に影響があるとわかります。筋膜の観点からホメオスタシスに対して僕たちができることもあります。

筋膜リリース

車の渋滞が起きずスムーズに流れるように、筋膜では結滞せずにスムーズに流れができるように調整することができます。筋膜に対してストレッチや運動することでホメオスタシスが調整されて免疫が機能しやすくなります。

リラックスする

交感神経が過剰になると免疫系サイトカイン(TGF-β1)のバランスが崩れてしまうので、安らぐリラックスすることがバランスをとるために役立ちます。ゆっくりする時間、ストレス発散は免疫系が機能しやすくなります。

 

リラックスと適度な筋膜ストレッチを

人の体はすごく複雑なシステムになっていて相互にバランスを取り合う機能が凄いです。

はっきり言いきることは難しいのですが、今回は筋膜のシステムから考えられる免疫系へできることを考えてみました。

ポイントは「リラックスと適度な筋膜ストレッチ」です。

最近テレビでは若い人の方が重症化しにくいと言っていましたが、若い人の方が筋膜に弾力があり免疫が働きやすいこともひとつ考えられます。

コロナウィルスが広がってて、不安やストレスが多くなっていると免疫にも影響。筋膜からアプローチすることも方法です。

一人一人が健全さを保つことは、本当に必要な人に医療が届きやすくなることにつながるかもしれません。
筋膜もネットワーク、社会もネットワークですね。