【骨を鍛える】骨は運動で強くなるのと同時に軽量化もしている

こんにちは。たけです。
今回は「骨を鍛える運動」のご紹介と、
「どうして運動で骨は強くなるのか」を解説します。

「骨を鍛える」…考えたことはありますか?

筋肉なら鍛えるイメージはありますが、骨を鍛えるイメージはあまりないですよね。

僕は骨折してから骨に関して勉強と実践をしていくうちに、
「強くなる」→「強くする」「鍛える」
というイメージに変わっていきました。

骨は運動することで強くなります。骨自身がその運動刺激に対して勝手に形を変えてくれています。いわば骨と自分の共同作業みたいな感じです。

そして、強くなることと同時に軽量化もしてくれてるのですごく賢いです。

参考にしてみてください。

骨は筋膜と同じ

最初に骨ってなんだろう?という素朴な疑問から。

骨は筋膜です。

 

「えー」って思いますよね。
骨はすごく密度の高い筋膜とも言えるんです。ただ、柔らかい筋肉や靭帯とは成分の割合が違うだけ

一般的に考えられている「骨」は硬いプラスチックのようなイメージでしょうか。

例えば砂漠で動物の骨を発見したら、白くて硬くて脆いイメージです。これは骨の成分のカルシウム塩だけを見ているからなんです。

生きた骨はコラーゲン線維も同時にあります。コラーゲン線維とカルシウム塩など無機塩、両方を併せ持っている。

コラーゲン線維 → 張力に対する抵抗力、剪断ストレスに対する圧縮力(わずかにしなって力をにがす)
カルシウム塩などの成分→硬さ

併せもったのが骨です。

筋膜の硬くなったバージョン。
だから運動に対して骨も多少『しなりがある』んです。

若い時はコラーゲン線維が多いので柔らかい骨、年齢を重ねるごとにカルシウムなどの無機塩の割合が多くなって硬い骨になってきます。

 

骨は運動でどうやって強くなるか

体の細胞は刺激によって変化します。毎日同じように見えていますが、常に体は必要な変化をしているんです。
建物だったら変化といえば劣化していく一方なので、時々手を加えてメンテナンスが必要。
でも、僕たちの体は外からの刺激(要求)に対して、それに応えるように変化をしていきます。

骨に関しても同じ。

寝ているよりも、立っている時の方が骨に重さ(体重)がかかるので、強くなります。
立っているよりもランニングする方が骨に負荷がかかるので強くなります。
刺激に対して骨は応えるように変化してくれるんです。

骨の強くなり方はすごく面白くて、その人の活動によって変わってきます。

例えば、いつもランニングをしている人なら、ランニングでかかる圧力に対して抵抗できるように、刺激の方向に沿って強くなります。

でも必要ない部分は、空間を作ってなるべく軽くします。
強くなるのと同時に軽量化を図るようにできているんです。

その人がどんな運動をしているのか、その人の姿勢によってかかる運動刺激は違います。
骨にはそれが反映されています。

スポーツをする人なら、そのスポーツ特有の刺激に沿って骨は強くなる。
まるで骨の強さは自分がデザインしているような感じ。

骨「その刺激が来ましたか。じゃあこういうふうに強くして、ここは軽量化できるように軽くしていこう!」というかんじです。

 

骨の強さをつくる

「骨の強さをつくっていく」そう考えると少しトレーニングも楽しくなりそうです。

スポーツを久しぶりにするとか、新たなことにチャレンジする時、最初は刺激に対して骨の強度ができ上がっていません。
少しずつ新しい刺激をかけながら、筋力がつくこと、刺激に対して骨が強くなることを考えて実践する。

いつも同じような刺激ばかりだと他の方向からの刺激には強くなっていないかもしれません。
いろいろな方向からの刺激がかあるような運動も定期的に実践する。

などなど、楽しみながら強さを作る。

 

 

骨を強くする運動

日常生活でも取り入れやすい骨を強くする方法を3つご紹介しますね。
あくまでも例として

ウォーキング

基本中の基本ですね。人間は歩くための構造になっているそうなので、一番基本的な運動と言えます。軽いランニングもオススメ。脚だけでなく、背骨や頭部まで刺激が伝わります。
良い姿勢でできるとよりいいですね。

かかとへ刺激

かかとを刺激することはすごく大事です。ウォーキングと一緒で全身に伝わります。
かかとを持ち上げて、床にどすんと落とす。これだけです。

家の中でも、なんの道具も必要なく、いつでもできます。
つま先立ちで姿勢が整って、かかとを刺激すると背中側の筋肉が整いやすくなるので、簡単だけどすごくいい運動です。

ヨガ

ヨガは、立って、座って、仰向けで、うつ伏せで、逆さまになってなど、あらゆる方向からいろいろな部分に刺激がある運動です。

骨を刺激すると思えば、ポーズがキレイにとれることが必ず必要でもありません。
特に血液を作るための骨(手足以外の骨)を刺激できるのでオススメ。
家の中でマット一枚あればできます。

スポーツ全般

その他スポーツ全般は骨への強い刺激になります。
楽しみながら怪ケガのないように。

 

骨は運動で強くなる、と同時に軽量化もしているなんてすごいですね!