過去記事を見直し、少しずつの進み方ですが、見やすくなるよう更新中です。骨折関連記事の半分ほど更新済みです

「バランスよく体を鍛える」が大切な理由

関節を動かすのは筋肉が行なっている

何気なく行なっている運動。
例えば肘を曲げたり伸ばしたり、当たり前のように行なっていますが、関節が勝手に動いているわけではありません。骨が動かしているわけでもありません。
関節、骨はあくまでも受け身。動かされている側になります。

運動は筋肉が働くことで起こります。

 

◉主動作筋

関節を動かすとき、主として働いている筋肉を「主動作筋」といいます。

例えば肘を曲げるとき。
上腕二頭筋が収縮することで、前腕と肩が近づいて、肘が曲がる、という運動が起こっています。

この時、上腕二頭筋が主として働いている筋肉ですので「主動作筋」となります。

主動作筋が収縮するので、筋肉がくっついている骨同士が近づいて、運動が起こっています。

試しに肘を曲げてみてください。力こぶがモコッと出ます。
これが上腕二頭筋です。

 

◉拮抗筋

それに対して、曲げる運動と反対の運動を起こす筋肉があります。

この反対側の運動を起こすための筋肉を「拮抗筋」と言います。
拮抗筋は英語で(antagonist : 相手 

肘であれば、伸ばすための筋肉「拮抗筋」は上腕三頭筋です。
肘を曲げる時には、拮抗筋である上腕三頭筋は緩んで伸びていることになります。

主動作筋が収縮するとき、反対側の拮抗筋には逆のこと、弛緩が起きています。

このシステムによって、肘は十分に曲がることができるのです。

主動作筋と拮抗筋は antagonist : 相手 の関係にあります。

 

◉主動作筋、拮抗筋の逆転

肘を曲げるとき、
「主動作筋は 上腕二頭筋」「拮抗筋は 上腕三頭筋」

反対に肘を伸ばすとき、これは逆転します。
「主動作筋は 上腕三頭筋」「拮抗筋は 上腕二頭筋」となります。

主動作筋と拮抗筋は、同じ関節を動かしますが、動かす方向によってどちらがメインになるかが入れ替わります。
お互いに拮抗しあい、バランスをとりながら運動を起こす関係になります。

 

体を鍛えるにはバランスが大事

筋トレはバランス

主動作筋、拮抗筋は反対の運動として拮抗している。とも言えるのですが、互いに協力しながらバランスを取っている。とも言えます。

例えば、肘の運動を鍛えようと思ったとき、曲げる筋肉ばかり(上腕二頭筋ばかり)鍛えていては、肘に対してバランスが良くありません。

関節は片方に引っ張られて、真ん中からずれてしまったり、正しい軌道で動かなかったり、隙間が狭くなったりするかもしれません。

腹筋ばかり鍛えていては、背筋とのバランスが悪くなって、上体は前側に強く引っ張っられて、背中が丸くなってしまうかもしれません。

片方の筋肉を鍛えたら、拮抗する反対側の運動も鍛えるようにプログラムを組むといいでしょう。

バランスのとれた運動を心がけ、なるべく偏りがないように鍛えて行くのが効果的です。

 

スムーズな関節運動には拮抗筋のストレッチも大事

肘を曲げる時に働く筋肉は上腕二頭筋ということは、おわかりいただけたかと思います。

でも、拮抗筋である上腕三頭筋が緊張して硬くなっていれば、上腕二頭筋が収縮することを邪魔してしまいます。筋肉の引っ張り合いになってしまいます。

なので、肘を曲げるとき上腕三頭筋(拮抗筋)は緩んで弛緩し、楽に伸張するように十分ストレッチしておくことも大事です。

筋肉の柔軟性を保つことは、関節の隙間が狭く窮屈になってしまうことを防ぎます。
筋トレ(筋肉の収縮力)、ストレッチ(筋肉が緩む能力)のバランスを取ることは大事なことです!

 

全身のバランス

この「主動作筋」と「拮抗筋」のバランスの原理は、一つの関節だけではありません。

前屈と後屈、左右のバランス、腹筋と背筋のバランスなど、身体全体にも言えることです。

収縮する側と、拮抗する側でバランスよく筋肉がついているのか、
お互い 緩む柔軟性はあるのか。

それらを踏まえて全身の調整をしていきましょう!

働くときは強く収縮できて、緩むときは相手の邪魔をしないようにスムーズに緩むことができる。
そんな筋肉を作れたら理想的です!