スケートボードで脛骨腓骨を骨折。けっこう派手な骨折でした。
派手な骨折でしたが痛みはそれほどありませんでした。不思議ですよね。
実は、骨には痛みを感じる受容器がなくて、骨だけだと痛みを感じないんです。
僕の場合は『螺旋骨折』でしたが、骨が縦にずれたので、周りの筋肉や組織をあまり傷つけなかったようです。
出血もなかったし、骨折した時は腫れもありませんでした。
一言で「痛み」と言っても、骨折の痛みもあれば、たんなる腰痛もあるし、痛みの種類はいろいろあります。
解決方法もいろいろ。
注射、座薬、点滴、お薬、運動、アイテムの活用などたくさん考えられます。
この度骨折をして、いろいろな痛みを入院中体験し、骨折部の痛みだけでなく腰痛にも苦しめられました。
骨折をすると多かれ少なかれ痛みと向き合うことになると思います。
いろいろな痛みを自分なりに打開してきた体験をシェアしたいと思います。
痛いのは辛いです。
参考になればと思います。
手術後の痛み体験 その打開策は?
〜手術後の激しい痛みの打開策は2択〜
看護師さんから痛み打開策に2つの方法があると提案がありました。
- 注射を打つ
すぐに効いて3〜4時間くらい効果が続く - 座薬を使う
注射よりも効きはじめが遅い。5〜6時間くらい効果が続く
●手術後二日目の夜、手術した足が痛くなり耐えられなくなり、注射を選択
薬に頼りたくないという気持ちがあって、我慢していたのですが、痛みはどんどん強くなって、就寝時間を過ぎると”のたうちまわる”くらいの耐えられない痛みに。
とても痛くて、耐えられなかったので、1.注射を選択しました。
激しい痛みに対して注射はすごく効きます!
すぐに効きはじめて痛みが遠のいていき、その後ぐっすりと眠れました。
なぜ我慢していたのか…痛みを我慢する意味はまったくありませんでした。
結果:痛みに対して注射の効果は絶大!手術後の痛みは迷わず薬に頼りましょう!
●手術後3日目の夜 再び激しい痛みで眠れない
次の日、日中はそんなに痛みがなくて、リハビリや入浴をしていました。
しかし、夕方から再び痛みが強くなってきました。
昨日ほどではないのですが、眠れないくらいの痛み。今度は
2.座薬を選択
少しずつ痛みは和らいでいきました。
痛みが軽くなるスピードが、注射に比べて座薬はゆるやかに効いてきます。
でも痛みは注射と同じくらい少なくなっていき、よく眠れました。
結果:座薬も術後の痛みに対して効果的!
●手術後4日目の夜 眠れるようになった
手術後4日目の夜、ようやく我慢できるだけの痛みとなり、ウトウト、寝ては起きて、寝ては起きてでしのげるようになりました。
飲み薬だけでなんとか。痛みも日に日によくなりますね。
内服薬の効果
術後からずっと、ロキソニンという痛み止めを内服していました。
痛みが落ち着いて、10段階でいうと1か2程度が数日続いていました。
看護師さんから『ロキソニンをやめてみましょうか』という提案があり、術後10日目の昼から内服薬を止めてみました。
ところが、夜間眠れずにいると、徐々に手術をした左足が痛くなってきました。少しずつ痛くなってきそうな気配があったので、ロキソニンを内服。
その後、足の痛みは軽減してきました。
結果:
ロキソニンが実は痛みに効いていたということを実感。内服薬も術後の痛みには効果的だったといえます。
まとめ・術後の激しい痛みは注射か座薬
手術後は急激に激しい痛みがありました。
僕の場合は、注射も座薬も術後の痛みに対して効果的だったと言えます。
骨折中の腰痛対策
入院から手術後も合わせて最初の10日間は個室でした。その後は4人部屋へ移動。
●個室のベッド
3モーターのベッド・マットは柔らかめ
足の牽引で4日間全くベッドから動けない時期と、手術後むくみがあってシーネ固定をしていた時期に寝ていたベットです。
すごく快適に過ごせていましたが、気になっていたことは1つだけ。背中がすごく熱を持って蒸れていたことくらい。
●4人部屋でのベッド
2モーターのベッド・マットは薄くて固め
膝を曲げる機能がない2モーターの背もたれの角度が変わるだけのベッド。マットは硬い。
このベッドになってから急に今まで全く感じたことのない腰痛が出現。夜眠れませんでした。
原因はベッドの形状が変わったこと。
足はむくむので枕で上げているが、シーネとの兼ね合いがどうも落ち着かない。身の置き場がありません。
今までどれだけベッドで楽させてもらっていたかがわかりました!
寝汗びっしょり!!夜間は腰痛との戦い。
柔らかいクッションやバスタオルなどを使って、なんとか体の置き方を作ってみました。
いくらかウトウトできるようになったが、痛みがなくなるには至りません。
途中手術した足が痛くなりロキソニンを内服。
足の痛みは取れましたが、腰痛は全く軽減しませんでした。
ベッドや寝具って大事だということを痛感!
結果:
痛み止め(内服薬)は、足の痛みには有効。でも腰痛には効かず関係ない。
元々腰痛がある人は特に、クッションなどを余分に持って行くといいと思います。
膝の下にクッションを入れてあげることで、腰は少し緩みます!
●自宅に帰ってから
高反発のマットレス
その日から腰痛は一切なく、シーネをつけたままでも快適に眠れました。
骨折前には感じることができなかった、自宅のマットレスの良さ…。
結果:
腰痛は痛み止めではなく、マットレスの質で軽減させることができた。
退院後の痛み
自宅に帰った頃には骨折部分の痛みはそれ程なく、外来のリハビリに通いながら過ごしていました。
退院して2週間くらい経ってから、自分で足を念入りにマッサージした夜に足に眠れないくらい痛みが出てきました。
ロキソニンを内服。すぐに落ち着いて、次の日は痛みがありませんでした。
骨折や怪我に関するような、原因が割とはっきりとしていて、
その時だけ出た痛みには内服薬、痛み止めが有効なようです。
シーネの巻き方で痛み対策
シーネって人によって巻き方もキツさも違うんですよね。むくんでいる時はきつくて巻き直してもらうことが何度もあったので、自分で調整できるようになる方が迷惑かけなくていいです。微調整もできるし。
僕は痛みとまではいきませんでしたが、違和感はありました。
そこで考えた方法はこちらです。
まとめ
手術の痛みには、注射、座薬、内服薬などのお薬が明らかに効果的でした。
我慢せずに痛み止めを使う方が、楽に過ごせると思います。
腰痛に対しては今回内服薬が全く効きませんでした。
それは痛みの原因が違ったからだと思われます。
マットレスや道具を変えることで痛みの具合が違ったので、薬ではなくて道具を変えるのが効果的でした。
どうして痛いのか?によって、対処方法を変える必要がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
補足ですが、
スポーツ選手がマットレスにこだわっていることが、この体験でよくわかりました。
マットレスによって、腰痛や体調が全然違います。
不調がないときはマットレスの差を感じることはあまりない人も多いと思いますが、スポーツ選手のようにコンディションをいつも気遣うような人、腰痛や肩こりがあるような人は違いがわかるかもしれません。
今回の経験で、明らかにマットレスは健康に影響していると感じました。
日頃の体調を整えるためにすごく重要。