脛骨腓骨骨折体験談【完治までの経過まとめ】

脛骨腓骨骨折 【完治までの経過】

脛骨腓骨骨折から1年5ヶ月が経過して、ようやく完治と言えるくらいになりました。

骨折から1年半が経とうとしています。
今では『走ること』『スポーツ』ができるまでになりました。
運動しても足に痛みがなくなり、怪我のことを気にすることなく生活できるようになっています。

思い返すと、自分自身が初めての骨折体験で、先行きがわからない中、いろいろと調べたり実践しながら過ごしていました。

ポジティブに捉えれば貴重な経験だったと思いますが、今に至るまでは色々な気持ちにもなったし、自分のしていることが正しいのか不安に思うことも時々ありました。(治るだろうと思っていても、1年以上走れないのは少し辛くて不安にもなります)

『してよかったこと』『骨折を経験して勉強になったこと』『失敗したこと』『もう少し早く気づいていればよかったこと』などなど、振り返るとたくさんあります。
完治するまでの期間、実験のように試したことも多々あります。

今回、念願だった、完治するまでの経過をまとめてみました。

自分の骨折体験と取り組みの経験を同じような境遇の人にとって少しでも参考になればと思います。

脛骨腓骨骨折が完治するまでの経過のまとめ

2017.10.1    
スケートボードで骨折。脛骨腓骨骨折螺旋骨折。救急車で病院に搬送。
搬送先ですぐに踵に穴を開けて鉄の棒を通す。矯正のため牽引開始。

2017.10.2
手術のため転院。牽引器具を付けたまま再び救急車で移動。
だまっていると痛みはそれほど強くはないが、動かされるたびに骨がずれて、それが痛い。
手術までは足を固定されたままベッドから一歩も動けない日が続く。
3モーターのベッドで膝、背もたれの姿勢を自由に変えられるのでまだ助かっていたが、トイレが大変だった。

2017.10.3    
手術前に牽引器具を付けたままストレッチャーで入浴。

2017.10.4    
プレート固定術を実施。
全身麻酔で手術をする。硬膜外麻酔で行う。

シーネ固定となる。
手術後がすごく足がむくんだ。

2017.10.5    
リハビリ開始。

2017.10.6  
手術から2日後に麻酔の管を抜く。
夜中から激しい痛みで眠れない。痛み止めの注射で対応。

リハビリでは松葉杖での歩行練習。
トイレや入浴は片足で行う。

2017.10.7   
夜は激しい痛み。痛み止めの座薬を使う。

リハビリは松葉杖で階段の昇降練習開始。

2017.10.8    
 注射、座薬なし。内服薬だけで痛みが治まり眠れるようになる。

2017.10.11  
超音波治療開始。(仮骨形成を促す)

リハビリは床から立ち上がる練習開始

2017.10.12    
個室から4人部屋へ移動。
2モーターのベッドになり腰痛で眠れない。
 足の痛みは引いてきたので、痛み止めの内服薬を止める。

2017.10.15    
自宅退院。
「シーネ固定は寝るときにはしなくていい」と言われるも不安定な感じがしていて自主的に継続。

2017.10.16    
初の車での外出。外出先では車椅子を使用。
すごく疲れる。体力が落ちている。

2017.10.17    
外来でのリハビリを開始。
超音波治療は継続。(週3回)

2017.10.18  
 外来受診。抜糸をする。
PTB装具を作成。
 
2017.10.19  
 車の運転を開始する。
骨折が左足だったので、右足でアクセルブレーキを踏む運転は問題ない。
乗り降りが大変。

2017.10.21  
 PTB装具使用開始。
松葉杖とPTB装具での歩行が始まる。

歩く時に足が床につけるようになり楽になるだけでなく、保護されているので安心感もある。
アクティブになれる。

2017.11.11  
 骨折後初めての飲酒。
次の日足が浮腫む。
退院して1ヶ月程度。飲み過ぎは注意。

2017.11.15    
1/3荷重訓練開始(20kg)
痛みはない。足首はグラグラ。設置していても踏ん張れている気がしない。
でも練習開始からどんどん良くなっていくのがわかる。

骨折を早く治すため、ファイバープロテインを飲み始める。

2017.11.30    
1/2荷重訓練開始(30kg)
足首は動かせるようになり、むくみも少なくなってくる。
自宅内ではPTB装具を着けないで歩き始めるが不安。

2017.12.4    
 手術から2ヶ月。
痛みはほとんどなくなり、むくみもだいぶ減っている。
PTB装具を着けなくても、松葉杖でスタスタ歩けるようになる。

2017.12.13  
 2/3荷重訓練開始(40kg)
松葉杖であれば自宅内はスタスタ歩けるので、だいぶ気楽になる。

2017.12.20    
全荷重許可が出る。
PTB装具からエバーステップ(足首のサポーターのようなもの)へ変更。

骨折後初めて湯船に浸かる。

2017.12.22    
エバーステップで歩くのは楽。
左右同じ靴が履けるようになる。

リハビリでは杖を使わずに歩く練習が始まる。
自宅では杖を使わないで移動していいと許可が出る。
屋外歩行は片松葉杖を使用。

超音波治療を卒業。

2017.12.23    
荷重訓練後、急激に足に筋力がつき始める。
足に筋力がついて普通に歩行できる。
足が冷えなくなってきた。

2017.12.28    
歩行のときインソールを使い始める。仕事に少しずつ復帰。

2018.1.5     
階段が左右交互に降りれるようになる。
歩行は足の感じに左右差はあるが、見た目ではわからない程度になる。
骨折から3ヶ月。仕事に完全復帰する。

2018.1.31    
骨折部の経過は順調。
主治医から「軽く小走りしても良い」という許可がでる。

でも、痛くて走れない。

2018.4.3      
長く歩いても疲れなくなっているが、プレートの部分に痛みが残る。
外出時、仕事ではエバーステップ使用。
家では使用しない。

2018.4.30    
エバーステップを止める。
傷跡がケロイド状になり、瘢痕テープを使い始める(アトレスケア開始)

2018.5.1      
まだ走れない。走ると痛みがある。少し不安な気持ちになる。

2018.6.1      
1時間くらいの登山。足の痛みはない。
終わったとき少し足の疲労感がある程度。(まだいけそうな手応えを感じる)

スケートボードをする。ターンくらいなら可能。
軽く走れるが痛みがある。

2018.9.1      
登山は1時間半から2時間くらいできる。
水泳は全く問題なく行える。
ヨガも全く問題なく行える。

走ることが苦手で痛みと緊張がとれない。少し不安になる。

2018.12.18  
スノーボードへ行く。痛みを感じるがなんとか滑ることができる。 

2018.12.19  
手術1週間前の検査

2018.12.27  
抜釘手術のため入院。当日手術。全身麻酔と神経ブロックでの手術を行う。

手術後膝下の感覚が動かせないし、触られている感覚はないが、痛みが強い。
夜にかけて痛みが軽減し、よく眠れる。
手術当日は車椅子。

2018.12.28  
リハビリを開始する。すぐに歩ける。感覚は少し鈍いが前日ほどではない。
足が軽くなり、プレートが入っていた時の痛みがない。
リハビリは筋トレとストレッチ中心。

2018.12.29  
防水テープを貼ってシャワーに入れる。

2018.12.30  
退院。
本来は1週間の入院が必要だけど、年末なので早めに退院させてもらう。
JRとタクシーで帰宅。
今回の手術は溶ける糸で縫ってあるので抜糸の必要はない。
シリコンテープで皮膚の上は固定。

2019.1.11    
外来のリハビリが始まる。
結構がしがしとハードなリハビリ。
股関節のストレッチ、筋トレ、片足でのつま先立ちなど。

2019.1.29    
外来受診。
ドクターより『もう受診は必要ないでしょう。軽いランニングから始めて、少しずつジャンプをしても良い。スポーツももう1ヶ月くらいしたらしても良い』と言われる。
可動域制限なし。
傷口はきれい。

生活には全く支障がない。
片足でのつま先立ちはまだ少し苦手。

2019.2.1      
外来のリハビリも終了
軽いランニングから開始。足の痛みは全くない。
どんどん走れるようになってくる。

2019.2.11    
スノーボードへ行く。
傷口はまだ傷跡テープで固定しながらだが、痛みは全くない。
体は反対に骨折前よりも柔軟さを感じる。
体力と筋力の耐久性は低くて、3時間程度で限界。

2019.2.17    
再びスノーボードへ行く。
休憩を挟み5時間ほど滑ることができる。全く痛みもない。
筋力訓練も大事だけど、柔軟性、バランスを整えたのは良かったと思う。

 

脛骨腓骨骨折での経験

今回脛骨腓骨骨折で、生まれて初めて『数ヶ月歩けない』『1年走れない』という経験をしました。
わかってはいたことですが改めて、『歩ける幸せ』『身体をケアをすることの大切さ』を学びました。

骨折自体は時間をかけないと治りません。焦りは禁物。
自動的にどんどん良くなる体はすごい機能だなーとわかりました。

でもその間にもたくさんできることはあって、自分で自分をケアすることは本来大切なことだと改めて痛感しました。
怪我に関しては自己治癒力が勝手にあって、自分の行動でそれをサポートするような感じです。

それでは、骨折をして完治までの間、自分なりに『これはやって良かった』『これは失敗した』ということをまとめてみます。

やって良かったこと

 ファイバープロテインスポコラを飲んでいたこと

骨、靭帯、筋肉、筋膜の材料になるタンパク質。その中でもベース(基礎)を作る線維性タンパク質。
食材だけで摂取するのが難しくて、サプリメントで試してみました。
実際に全荷重までの期間が短くなり、そんなに丈夫ではないであろう僕の骨が順調に回復しました。
それは実感、感覚として感じられることではありませんが、結果として現れました。

さらに期待していたわけではないのですが、骨折前よりも明らかに身体の柔軟性が向上しています。
おかげで、スポーツに復帰できた今は、骨折前よりも快適な身体になることができました。
骨折した人だけでなく、体の硬い人にもスポコラはオススメ。
これが一番効果的だったのではないかと感じています。

リハビリの先生からたくさんお話を聞いた

自分でもきちんと身体を整えていこうと思って、自主訓練の方法など細かく聞きながら実践していました。
その場だけでなく、自宅でもきちんと実践できるようにアドバイスをもらうことはタメになります。
そして、担当のセラピストがお休みのときがあるので、違うセラピストにリハビリをしてもらうこともタメになりました。方法もやり方も少しずつ違いがあったり、いろいろな意見が聞けます。

なぜその訓練をするのか?少し先の予後のことなど、経験のある専門職の人からお話を聞くと刺激になるし、目標立ててリハビリに取り組めます。

無理をしなかった。寝ている時間を長くした。

どうあがいても骨はくっつくのを待つしかありません。
適切な時期に適切なことをする必要があります。
主治医、セラピストのお話をきいて、適切な負荷でトレーニングするのが、回復に向けて一番の近道です。
焦ってしまったり、負荷をかけた方が良くなるのではないかと思ってしまいますが、骨折に関しては気長に構える必要があります。

自分で意識をしたことは、よく寝ること、寝ながら運動すること、『痛い』『きつい』は避けること、バランスを崩してまで頑張りすぎないことです。(特に骨がくっつくまでは)
真面目な人ほど頑張りすぎてしまうように思います。
休むのも仕事。身体が治るためにエネルギーを使えるようにしました。

今、結果として身体の柔軟性が増して、筋力も元に戻り、痛みもありません。
なので、良かったのではないかと思います。

背骨、足の裏、股関節を念入りに整えた

骨折部は動かせない時期があります。負荷のかかる筋力訓練が最初はできません。
その時に実践したことは、背骨、足の裏、股関節の深部の筋肉(インナーマッスル)を1つ1つ丁寧に動かしてトレーニングすることでした。
インナーマッスルは負荷をかけてトレーニングする運動ではないし、ベッドの上でも十分に行えたし、入院中は特に時間があったので、じっくりトレーニングできました。
それが功を奏して、そしてスポコラとの相乗効果で、かつてない動きやすさにつながったと確信しています。

特に背骨は身体のバランスを取るためにも重要な部分。
身体が緊張していると、筋肉が硬くなりやすいので、改善にも悪影響。拘縮になりやすいです。
柔軟だけどきちんと収縮できる筋肉を保つように意識をしてトレーニングしました。

インソールをうまく使えた

歩けるようになったばかりの時は、足はグラグラ、力が入っているかもよくわからない時期もありました。
歩きやすさを求めて、そしてリハビリとして使ったのが『インソール」です。

骨折後は、
日常生活では『バネインソール』、登山・スノーボード・スケートボードでは『スーパーフィート』、ランニングは『BMZ』を使い分けています。
インソールのおかげで動きが安定して、運動復帰をスムーズに行けたことの助けになりました。
足裏を鍛えることもできたと思います。
今も使っていますが快適です。
あって良かったと思います。

骨折後、登山とスノーボードには機能性タイツも使うようになりました。
動きをサポートしてくれるのですごくいいです。
骨折前から使えば良かった。
運動する人にはオススメです。

傷跡テープ(アトレスケア、ネクスケア)を使った

骨折した時は、こんなものがあるとは知らなかったので、使い始めが遅くなってしまいました。
プレート固定術をした時には知らなくて使っていなかったので、内果がケロイド化してしまったのですが、抜釘手術の時は知っていたので最初から使いました。
なので比較することができたと思うのですが、傷跡テープは絶対に使った方がいいです。
傷跡が本当にきれいに保てます。
瘢痕は、見た目の綺麗さ、動き、両方に関係してくるので、事前にケアしてほしいと思います。

超音波治療ができたこと

知人から超音波治療のことを聞いていたので、自分からお願いしてみました。
スポーツ選手も早く復帰するために回復を促す助けとして使用しているとのことです。
できる環境があれば利用したほうが回復が早いはず。

 

失敗したこと

傷跡のテープを使用する時期が遅かった

先にも述べたのですが、一番の後悔が内果のケロイドです。
まず、傷口が安定する前にエバーステップ(サポーター)を使用して、これが傷を刺激してしまったのだと思います。
エバーステップを使うの関節の安定には有効ですが、必要最小限にとどめておけば良かったと反省。
そして、その頃から傷跡テープを使用できていたらと悔やまれます。
傷跡テープは手術したら必須です。

 布団が重かった

骨折した左足が実は少しだけ外側を向いています。
シーネで固定してつま先が伸びないので、足先にかかる布団の重さで外側を向いているのがずっと気になってはいました。
『それが絶対に原因だ』
とは言い切れないのですが、足先の抵抗になっていたのは確かです。
退院後、軽い布団を使用するとすごく足が楽になっりました。
軽い布団を使うこと、外側へ足先が開かないようにクッションなどを工夫するなど、骨折部に負荷をかけないようにした方がいいのではないかと思います。

仕事への復帰が早かった?

骨折から3ヶ月経たないで仕事に復帰しました。
仕事へ復帰すると仕事に集中してしまい、足に負荷をかけてしまって痛みが出たり、むくみが強くなることがありました。
仕事によってですが、できるだけリハビリや体のことに取り組めるよう、仕事への復帰は時間をかけた方が良さそうです。

 

振り返り

脛骨腓骨骨折をしてから1年と5ヶ月で、スポーツができるまで復帰することができました。
完治するまでの期間いろいろと取り組んでみました。良い部分、悪い部分、何かの参考になれば幸いです。

自分は順調に進みながらも1年経ったのに走ると痛みがあるということに不安を感じました。
主治医から「小走りをしても良い」と言われているのに、走ると痛みがずーっと消えずにいました。

結果として抜釘手術をしてから痛みは嘘のようになくなりました。
そういった方は入っているものを抜くと痛みは劇的に変わるかもしれないので焦らずにいましょう。
僕の他にもそういうお話を聞きます。

後遺症が残るのか、復帰までどれくらいかかるか気になる人も多いのではないでしょうか。
怪我によっていろいろな経過をたどるとは思います。

自分はですが、焦らず、適切な時期を見極めて、日々できることをするように意識をしていました。
今できなくても1ヶ月後に今より良ければいいと思って、気持ちを保ちました。
その助けになったことは、お医者さん、セラピスト知識を持った人にたくさんアドバイスをもらうこと。

骨折という自分にとって未知の体験をしているので、すごく不安にもなりましたが、自分が適切なことをできるように経験のある人にたくさん聞きました。
少し先々のことがわかるとそこに向かって取り組んでいけたように思います。

また、骨折して気づいたのですが、便利な道具や骨折を早く治すための情報も調べるとたくさんあります。
できそうなことを取り入れて少しでも快適に生活できるように、そして早く治すように、勉強してみるのもタメになります。
少しでも効果を感じるとリハビリの中にも喜びが生まれます。

手術はお医者さんにお任せするしかありませんが、リハビリや生活は自分次第。
回復まで時間をかける必要はありますが、その間は辛抱して自分を治すために取り組んだほうがいいです。
後々の自分のためにも。

骨折をしたからこそ体験できたことがあり、学びがたくさんありました。
そして骨折したから出会えた人もいます。
完治するまでの経過を振り返ると良かったこともたくさんあります。

今後は自分を大切に扱っていこうと思っています。