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骨折体験談5・入院中のリハビリとセルフケア

脛骨腓骨骨折 手術をしてから入院中のリハビリ

脛骨腓骨骨折で入院。
骨折して救急搬送され、すぐに牽引が始まりました。
手術する前は足がグラグラな状態で牽引器具をつけているので、ベッドから一歩も動けない生活が続きます。

この期間は人それぞれみたいですが、1週間くらい牽引が続く人もいるようです。

僕は3日後プレート固定術を実施しました。
むくみや出血がなくて、割と早く手術ができた方だと思います。

リハビリは手術をした次の日から開始になりました。

入院中のリハビリは、午前と午後、1時間ずつ。1日2回実施。
1日の合計時間は80分。約1時間半がリハビリの時間。

手術後はむくみがあって、ほとんど動かせない状態からスタート。
でも、手術後は日に日にどんどん良くなります。

入院中はリハビリのセラピストから言われたアドバイスを基に、自分でもケアすることが大事な時期ですが、「やりすぎ」「さぼりすぎ」どちらも良くありません。
骨折のリハビリは適切なことを適切に行えるのが理想的!

今回は自分でしていたリハビリの内容。
入院、手術から退院までのセルフケアについてまとめてみます。

(*これが正解ということではありません。1番は主治医の先生、看護師さん、リハビリのセラピストのいうことをきちんと聞くことです。あくまで参考まで)

 

手術をした次の日からリハビリ開始

手術をした次の日の午前中から、リハビリはすぐに開始されます。

リハビリ室で、初めて術後の足を見ました。


傷口には防水テープが貼ってあって、すごいむくみ。
踵、ふくらはぎは内出血のようになっていて紫色です。

足の指を動かそうにも、むくんでほとんど動かせません。
足の指を握るように力を入れると足の甲に抵抗があります。反対に指を持ち上げようとすると少し痛い。

シーネがないと不安定な感じがします。

リハビリの先生からは「痛くない範囲、できる範囲で自分でも動かしてほしい」と言われました。

日常生活をどのように過ごすか確認のため、車いすでの移動や、ベッドから車いすへの移動や、トイレでの動作を見てもらえました。

セルフケア

リハビリがない時間は、ベッドで寝ている時間を長くして足を枕に乗せて挙上します。

まだ炎症もある時期なので、適度に冷やすのも忘れずに行うこと。
冷やし過ぎも良くないそうですが、むくんで熱を持っているので、よく冷やすように言われました。

特にリハビリ後はむくまないように足を挙上します。
看護師さんが足を冷やすジェルみたいなものを持ってきてくれます。
自分でできることは、足を挙上したまま、足首、足趾をよく動かすこと。

リハビリ2日目『松葉杖での練習が始まる』

リハビリ内容
①マッサージ(むくみをとったり、関節が硬くならないように)

②筋力訓練(手術と反対の足の筋力訓練、お尻上げ、手術した足の指を動かす)
③松葉杖で歩く

早くも松葉杖で歩く練習開始。
松葉杖で歩く許可が出るのは、リハビリのセラピストにOKをもらってからです。
松葉杖の高さを合わせて、歩き方の指導を受けます。
うまく扱えているようなので、病室に松葉杖を置いて使っていいことになりました。

主治医の先生から『シーネはあくまでも補助だから、足には絶対に体重をかけないように』と言われました。
手術してすぐは、それくらいデリケートということ。

シーネを外すと何となくグラグラしている感じ(気のせいか?)すごく脆い感じがして緊張します。

絶対に足を床に着けないし、「再手術は絶対嫌だ」という意識もあって、松葉杖の練習は必要以上に慎重になってしまいます。

僕の場合は、それにプラス、10年ほど前に右足踵の骨棘を除去する手術(日本ハムの大谷選手がした手術)をしたので、いざ右足だけで行動すると体を支えにくくて不安定さを感じます。
(骨折していない方の右足も訓練が必要かも)

でも松葉杖で歩く練習はすごく楽しいです。
そして、退院してからもしばらく松葉杖での生活になるので、重要な訓練になります。

リハビリでは、セラバンドというゴムのバンドで右足首の内がえし、外がえしを練習させてくれて、その後右足一本でバランスをとる練習。
断然立ちやすくなりました。
筋肉を活性化してから立つと安定します。


セルフケア

今日から骨折していない右足足首の内がえし、外がえしの練習は自室でも開始。
そしてトイレに行ったら手すりに掴まって、右足だけのスクワット20回。
つま先立ちも時々練習。
骨折していない方の足を鍛えます。

骨折している方の足がむくんでいるので、基本的にはベッドで横になって足は挙上して、冷やしています。
足趾や足首は動かせる範囲で動かします。ゆっくりと回数は多く。
関節が固まらないように、筋肉の収縮を取り戻すように。

 

リハビリ3日目

リハビリ内容
①筋トレ

②マッサージ
③松葉杖の練習

練習として松葉杖でリハビリ室まで行きました。
リハビリでは体幹(腹筋、背筋、お尻あげなど)と右足の筋力訓練を行います。
ヨガを一年くらい続けているからだと思うのですが、『体幹のバランスがすごくいい』とのこと。
バランスパッドを使ってお尻上げをしたり、座りながらバランスを取るのは得意です。
手術前に肺活量を測った時に5,500ml。思っていたよりもありました。
昔マラソン苦手でしたが。それもヨガのおかげでしょうか?

手術前の体の状態がリハビリでは影響があります。

リハビリ4日目『階段昇降が始まる』

リハビリ内容
①マッサージ

②筋トレ
③松葉杖での階段昇降

今日は松葉杖で階段を練習しました。めちゃくちゃ恐いです。特に降りるときが。
まさか松葉杖での移動がこんなに大変で、恐いなんて思っていませんでした。(これやらないとダメかな?)と思いながら渋々実施。

骨折した足を浮かせながら、松葉杖と片足だけでの登り降りはすごい集中が必要です。
転んだら大怪我になりそうだし、これは、やばいです。

骨折した左足の動き

左足首を持ち上げると(背屈)骨折したスネの前側に引っかかりのような痛みを感じて嫌です。
時々急激にズキっと痛みが走ります。これも嫌。

痛みのない範囲で優しく何回も動かしますが、足首の力のコントロールが少し下手になっているようです。
時々意図せずグンッと強く持ち上がってしまいます。
コントロールがうまくできません。難しい、、。

自分の足なのにこんなに動かしにくくなるんですね。

むくみは少しずつ減ってきているようです。軽くなってきています。

よく自分の足を観察すると、足の裏、ふくらはぎ、太ももの上側まで内出血の紫色の範囲が広がっています。だけど薄くなっているような?
骨折した方の足の膝を曲げてみると痛みで完全には曲がりません。
押しても痛い。

今まで足の筋力訓練は嫌いでした。やった記憶がありません。
ところが、リハビリで強制的にスクワットやお尻上げを実施していると、足が強くなっていくように感じて、『筋トレって大事かもしれない』と思うようになりました。

 

セルフケア

左足首、足趾を動かすこと、挙上すること、冷やすことは継続しています。
まだベッドで過ごす時間は長くしています。
寝ながら背骨の運動、軽い腹筋も行いました。(小さく動かしてもこうかがありますよ。姿勢調整のため)

車いすで屋上に行って、フェンスにつかまって、スクワットやつま先立ちの練習、骨折した左足を横に持ち上げてみたり練習してみました。


 

リハビリ7日目『超音波治療が始まる』

リハビリ内容
①筋トレ
②マッサージ
③階段昇降
④超音波治療

筋トレは欠かしていません。
階段を松葉杖で昇り降りすることもだんだん慣れてきました。最初めちゃめちゃ恐かったのに、やれば慣れていくものです!

スネに痛みはありますが、足首の動きが少し出てきました。順調そうです。
変化は小さいけれど、毎日毎日着実に変化があります。

今日から超音波治療がスタートしました。
骨折部の癒合を促進するため。

セルフケア

屋上があるので、日中1回は車いすで行って運動しています。
今回骨折していない方の右足も手術をしているので、やはりきちんと鍛えておこうと思って。

ベッドにいる時間は長めにしています。
その代わりベッド上で背骨の運動、足の挙上、冷やすこと、足首と足趾の運動は続けています。

 

リハビリ8日目『床からの立ち上がり練習』

リハビリ内容
①マッサージ

②筋トレ
③床からの立ち上がり

リハビリは床から立ち上がりを行いました。
難しそうで、できるかな?と思っていたんですけど、意外に簡単にできました。
左足は浮かせたまま行います。

床に座っている状態から両手と右足に荷重してお尻を持ち上げ、右足と左手の間に左足をくぐらせるように習いました。ヨガをしていて良かったです。いろいろな動きに対応できている気がします。

筋トレはスクワットが多いです。
同じ片足スクワットでも骨盤の向きや上げている左足の方向、目線の向きで効く部分が違います。
何パターンもあるから飽きないです。
鍛え方って意識次第。

むくみは順調に減っています。足の指もだいぶ動かしやすくなって来ました。
痛みのない範囲で動く感触を意識しながら練習。親指、小指、調子に乗ってギューっと強くやるとまだ時々痛いです。
やりすぎも良くないかも。

セルフケア

移動は車いすと松葉杖両方使います。
気分次第。

相変わらずベッドにいる時間は多いです。
だいぶむくみは減っているのですが、足は挙上して、冷やすのも続けています。

術後すぐよりはベッドから離れて動く時間が多くなりました。

 

リハビリ9日目

リハビリ内容
①超音波

②マッサージ
③筋トレ

超音波骨折治療は今日で3回目。なんとなく効いている気がします。(気のせい?感じるはずないけど)

リハビリでは少しずつ足首の可動域も広がって来ていて、背屈−10度くらい。距骨という足首の骨を押し込みながら関節の面に沿って丁寧に行ってもらえると、スネの痛みが軽くなって足首が上がりやすいです。
運動のとき急激にくるズキっとした痛みは出なくなります。

リハビリ後、熱感がまだ若干あるとのことで冷やします。

 

入院期間のリハビリ経過 まとめ

骨折から14日目
いよいよ明日退院する日となりました。入院期間中の体の経過、良かったこと良くなかったことの振り返りをしてみます。

リハビリで意識したこと

・骨折した足の筋トレ
筋力をつけるというよりは、動くことを忘れないように頻度を多くして筋肉を動かしました。

筋肉を動かすことで、筋膜や腱も滑りが生じて、むくみが固くなりにくいです。
後々滑らなくなると回復するのに面倒みたい。
筋力は後から付くので、まずは可動範囲を広げること、運動の頻度が大事ですね。

・骨折していない方の足の筋トレ
スクワット、つま先立ちをしています。(10年前に手術をしているので、余計に大事)
支えになってくれている足が不安定だと、すべての動作が安定しません。
無理しすぎて負担がくることで、膝や腰に痛みが出る人もいるようなので、鍛えるけど、丁寧に!という気持ちで運動しています。

身体の経過

 手術後から退院までの身体の経過です。

  1. むくみは毎日着実に減っている
    術後すごく足がむくんで内出血もありました。
    内出血の色は薄くなって、広がって消えて行きそうです。
    起きている時間が長いと夕方むくみがありますが、どんどん良くなっています。(足の挙上はまだ必要です)
    寝ている時間を多くしたことは良かったのではないかと思います。
  2. 夜間の痛みはなくなった
    麻酔が切れた後激しい痛みがありました。それは今はもうありません。
    日に日になくなっていきました。
    内服薬ももういらないです。
  3. 足の指が動かせるようになった。
    足の指が自分で動かせるようになっています。
    足首もわずかですが自分で動かせるようになりました。
    リハビリで足を動かされるときに感じていた痛みも、最初の半分くらいまで軽減しています。
  4. 骨折していない方の足に筋力がついた
    これはトレーニングを意識的にしました。
    屋上でのトレーニングとトイレに行ったらスクワットをすることが良かったと思っています。
    (もともと足の筋力がないので、僕にとっては必要でした)

  5. 松葉杖で動けるようになった
    松葉杖での歩行に慣れて、階段の昇降や床から立つのもできるようになりました。
    移動は松葉杖で一通りできるようになっています。
    トイレ、お風呂は手すりを利用しながら片足でします。

リハビリってすごく効果があるものなんだなーと実感します。
今は表面のむくみが動きを邪魔している感じ。
手術して初めて動かされた頃は、足が勝手に緊張して、痛みに対して防御的に筋肉に力が入っていましたが、それも少なくなっています。

この時期にきちんとリハビリをしていないと、むくみが残りやすかったり、筋肉や腱の滑りが改善しにくかったりするので、優しく無理のない範囲で運動していたことは大事なことだったと思います。

おそらく寝ている時間(寝ながら運動していたけど)はだいぶ長かったと思いますが、それは悪くなかったかと思います。
骨折した他の部分を鍛え直せたように思います。
寝ている時間が長いことでむくみ対策にもなりましたが、インナーマッスルをよく使えて体は柔軟性が向上しました。

手術から10日、みるみる身体の回復を感じることができて、日々変化があって、有意義に過ごせたかな?と思います。

リハビリは無理せず楽しく、マイペースに!
骨折は修復に時間がかかるので、気長に適度に取り組むのが大事。

関わってくれた病院の方々、ありがとうございました。