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短趾屈筋の役割と作用 【スポーツで強い力を発揮する足趾の屈筋】

  • 2019年2月21日
  • 2019年3月18日
  • 足部

短趾屈筋とは

足底の最も表層、中央部にある筋肉です。
足底腱膜で覆われていて、すぐ下には長趾屈筋腱があります。

英語では【flexor digitorum brevis muscle】
flexor=屈曲
digit=趾
brevis=短い
という意味です。

特徴

第2〜5趾の中節骨に終わるのですが、その手前で分してから骨底の両縁で停止します。そして2分した腱の間を長趾屈筋腱が通過します。

第5趾へ行く腱が欠けていることは非常に多く、4趾が欠けていることもあります。

短趾屈筋は足底腱膜と密にくっついています。
足底腱膜はランニングや重いものを上げる、合わない靴を履き続ける、体重過多、扁平足などのストレスで炎症を起こすこともあります。
短趾屈筋も強度の強い運動で強く働き、硬くなりやすい筋肉です。

内在筋の屈曲筋とともに横アーチの形成に関わります。

起始と停止 

起始 ー 踵骨(踵骨隆起の内側結節)、足底腱膜
停止 ー 第2〜5趾の中節骨の骨底両縁

神経支配

内側足底神経 ー L5,S1 

働き

①第2〜5中足趾節関節を屈曲(MP関節屈曲)、近位趾節間関節を屈曲(PIP関節)
②立位での踏ん張り
③前足部横アーチに貢献

 

短趾屈筋の作用

2〜5趾のMP関節屈曲、PIP関節を屈曲する作用

一番の運動作用は第2〜5趾のPIP関節屈曲の作用です。

虫様筋など足底内在筋は主に、MP関節の屈曲に働きますが、短趾屈筋はPIP関節を屈曲させることが他の筋肉とは違います。
停止が2つに分かれて骨底の両縁に付くので、関節の安定にも役立っています。

立位で床を踏ん張る作用

床を踏ん張るときに働きます。
特に強く踏ん張るような動作で力を発揮します。
ジャンプをするときや、早く走るときに力を発揮して、床を蹴り出す最後の瞬間い作用します。
2〜3、4趾までPIP関節が屈曲し、DIP関節で伸展している(屈曲していない)のが見られることがあると思います。

前足部の横アーチに貢献

足部内在筋の屈筋群とともに横アーチを形成することに貢献します。

 

筋力トレーニング方法

タオルギャザー

①椅子に腰掛けて、床にタオルを敷く。
②足の趾を曲げる動きで、タオルを自分の方にたぐり寄る。
③反対の足も同様に行う

床を強くに握る

①両足で立って、足趾で床を握るように踏ん張る
②片足立ちでになって片足ずつ行う
③反対の足も同様に行う

つま先立ちで歩く

①つま先立ちになって歩く。特に足の指で支えて蹴り出すように意識をする
*負担も大きいので、初めは少しずつから実践する

 

 

ストレッチ方法

つま先を立てて正座をする

①つま先を立てて、MP関節が伸展するように座る
*正座のようなかたちでつま先だけ立てて座る

運動のコツ

強度の強い運動で鍛えることができますが、硬くなりやすく、無理をすると負担がくるかもしれません。
最初は負荷の少ないタオルギャザーや床を握る運動から実践して、片足での床を握る運動、つま先立ちで歩く運動に移行していくことがオススメです。

ストレッチもしっかりと行って、柔軟性も保つようにします。